SP1の新機能

〈ページレポート・RDLレポート・ダッシュボード〉AIレポートウィザードの機能強化

新たに利用できる言語モデルの追加と、生成されるレイアウトの精度向上を行いました。

利用可能な言語モデルの追加

利用できる言語モデルに、新たに「Google Gemini」と「Ollama」を追加しました。
これまではクラウド型のモデルのみ利用可能でしたが、SP1からはローカル環境で実行するモデルも選択可能となります。

今回追加した「Google Gemini」は、Googleが提供する生成AIモデルで、APIを通じてクラウド経由で利用します。一方の「Ollama」は、Llama・Phi・gpt-ossなどのオープンソース言語モデルをローカル環境で実行するためのプラットフォームで、外部にデータを送信せずにAIレポートウィザードを利用できます。

これにより、セキュリティポリシーや既存のインフラに合わせて、クラウド/ローカルから選択した運用が可能になりました。

利用可能な言語モデルの追加

生成レイアウトの改善

生成されるレイアウトの提案精度を高め、作成後の調整作業を軽減しました。

  • 日付フィールドに短い日付書式(d)が使用されるようになりました。
  • 提案されるテーブルの列構成を最適化しました。
  • グループヘッダ/フッタの追加、改ページ設定の動作を改善しました。

〈ページレポート・RDLレポート・ダッシュボード〉インタラクティブ機能の強化

「パラメータの適用」アクションに、移動先のブックマークIDを指定できる「ブックマーク」オプションを追加しました。これにより、1つのアクションでパラメータの適用とブックマークへの移動を同時に実行できます。

たとえば、チャートの要素をクリックした際に、該当データを抽出したパラメータを明細表に適用し、同時にビューワの表示位置を明細表へ移動する、といった操作が1つのアクションで実現できます。

〈ページレポート・RDLレポート・ダッシュボード〉式評価エラー値の表示改善

レポート内のコントロールの式に評価エラーが発生した場合、「#エラー」と表示することが可能になりました。

これまでは、式の評価でエラーが発生した場合もコントロールには空白が表示されるため、データが存在しない場合と区別がつきませんでした。本機能により、エラー箇所が「#エラー」として明示され、レポートの動作確認やデバッグがスムーズになります。

対象のコントロールは以下のとおりです。

  • TextBoxコントロール
  • CheckBoxコントロール
  • Barcodeコントロール
  • Imageコントロール
  • Bulletコントロール

本機能はデフォルトで有効となっており、特別な設定は必要ありません。従来の動作(空白を表示)に戻したい場合は、設定ファイル(ActiveReports.config)のShowEvaluationErrorsfalseに設定してください。

式評価エラー値の表示改善

その他の機能強化

Webデザイナ、Blazorデザイナに以下の機能を追加しました。
※ Professionalエディション限定の機能です

  • 保存確認ダイアログの表示を制御できる「onBeforeClose」ハンドラが追加されました。

JSビューワ、Blazorビューワ、およびWebViewerコントロールに以下の機能を追加しました。
※ Professionalエディション限定の機能です

  • SVGモードでの描画時にフォントの埋込が可能となる「embedFonts」プロパティが追加されました。

セクションレポートに以下の改善を行いました。

  • 内部計算で使用する型をdoubleからdecimalに変更し、集計時の丸め誤差を防げるようになりました。
  • PDF/UAエクスポート時のタグ順序が、レイアウトに沿った「左から右、上から下」の順になりました。
    ※ Professionalエディション限定の機能です
    ※ CompatibilityModeが「CrossPlatform」の場合に有効です
  • Excelエクスポート時の日時データのセル表示形式を改善し、「日付」として出力されるようになりました。

Tableコントロールに以下の機能を追加しました。(ページレポート・RDLレポート)

  • Tablixと同様の改ページ設定が可能な「改ページ無効」プロパティが追加されました。

初版の新機能

〈ページレポート・RDLレポート〉AI解析による画像からの帳票レイアウト生成

AIドキュメント解析を用いて、帳票画像からActiveReportsの帳票レイアウトを自動作成する新機能「画像からレイアウト作成」を追加しました。

帳票開発において多くの時間を要するのがレイアウトの作成作業です。本機能では、画像を解析したデータをもとにコントロールを自動配置するため、一から設計する手間を省き、生成結果を調整するだけでデザインが可能になります。現在利用中の帳票画像を活用して、開発効率を大きく高めます。

※ 本機能の利用には、Microsoft Azure AI Document Intelligenceのサービスが必要となります。

〈ページレポート・RDLレポート・ダッシュボード〉AIレポートウィザード

生成AIを用いて、データセットからテーブルやチャートなどのデータ領域コントロールの設定を提案する新機能「AIレポートウィザード」を追加しました。

データ領域コントロールはフィールド値、フィールド名、集計値、グループ化など、さまざまな設定が必要です。本機能では、これらの複雑な設定をAIが自動で判断し、フィールド設定や集計、グループ化などが行われた状態の案を複数パターン提示します。一覧から選ぶだけでレポートに追加できるため、コントロールを最初から設定する必要がなくなり、調整のみで素早くレポートを作成可能となります。本機能を利用することで、新規帳票を作成する際の開発効率が大きく向上します。

※ 本機能の利用には、OpenAIまたはMicrosoft Azure OpenAI Serviceが提供する言語モデルAPIが必要となります。
SP1からは、Google Geminiが提供する言語モデルAPI、およびOllamaを利用したローカル言語モデルも利用可能です。

.NET 10 & Visual Studio 2026 対応

アプリケーションプラットフォーム「.NET」の最新バージョンである「.NET 10」に対応しました。あわせて、Visual Studioの最新版2026にも対応しました。

最新の開発環境に対応することで、システム開発における最新技術の採用ニーズに応え、今後も長期にわたって安定的にご利用いただけます。

.NET 10 & Visual Studio 2026へ対応

〈セクションレポート(コード形式)〉Visual Studioレポートデザイナが .NETプロジェクトに対応

コード形式セクションレポートを.NETプロジェクトで作成する場合においても、Visual Studioレポートデザイナが利用可能になりました。

※ 利用可能なVisual Studioバージョンは、2022、2026です。

Visual Studioレポートデザイナが .NET プロジェクト(コード形式セクションレポート)に対応

レポートデザイナ(Windowsフォーム・Visual Studio)の強化

アイコンをモダンデザインへ変更

レポートデザイナのアイコンを視認性の高いモダンデザインへ変更しました。

レポートデザイナのアイコンをモダンデザインへ変更

マーキーズーム機能の追加

デザイナ画面に、選択した範囲だけを拡大できる「マーキーズーム」機能を追加しました。画面全体を拡大せず、編集中の箇所をそのまま拡大できるため、編集位置を見失わずに、細かなレイアウト調整をスムーズに行えます。

印刷品質の改善

印刷品質を改善し、文字の輪郭をより滑らかに表現。拡大時もエッジがくっきりとした、鮮明な出力を実現しました。

印刷品質の改善

複数行明細と同じ形式で空行を出力可能に

1レコードを複数行で表示するレイアウトの場合でも、空行を明細行と同じ形式で出力できるようになりました。Tableコントロールに追加された「RepeatAsBlankRow」プロパティにより、空行も含めて統一されたレイアウトで整然と出力できます。

 複数行明細と同じ形式で空行を出力可能に

エクスポート機能の強化〈Professional限定機能〉

PDF出力でカスタムプロパティの設定が可能に

PDFファイルにカスタムプロパティを設定できるようになりました。コード上で定義した独自情報をPDFに埋め込み、文書管理やシステム連携に活用できます。

レポートデザイナのアイコンをモダンデザインへ変更

docx (Word文書)出力でフォントの埋め込み設定が可能に

docx出力でフォントの埋め込みに対応しました。環境に同じフォントがインストールされていない場合でも、意図した書体やレイアウトを保持したまま文書を共有することが可能です。

docx出力でフォントの埋め込み設定が可能に

製品ヘルプを刷新

製品ヘルプ(ユーザーガイド・APIリファレンス)をモダンデザインへ刷新しました。さらに検索機能を強化し、必要な情報にすばやくたどり着けるようになりました。

製品ヘルプ(ユーザーガイド)を刷新


製品ヘルプ(ユーザーガイド)はこちら

その他の機能強化

以下の画像表示用コントロールに、画像の付随情報(Exif)に含まれる向き情報を反映する「ApplyExifOrientation」プロパティを追加しました。

  • Image​コントロール(ページレポート・RDLレポート・ダッシュボード)
  • Picture​コントロール(セクションレポート)

JSビューワ、Blazorビューワ、およびWebViewerコントロールに以下の機能を追加しました。
※ Professionalエディション限定の機能です

  • 外観デザインを変更できる「ビューワテーマ」機能が追加されました。
  • ビューワに、独自の外観デザインを設定できる「カスタムテーマ」機能が追加されました。
  • リンク色を個別に設定できるようになりました。(ページレポート・RDLレポート・ダッシュボード)

Webデザイナ、Blazorデザイナに以下の機能を追加しました。
※ Professionalエディション限定の機能です

  • デザイナに、独自の外観デザインを設定できる「カスタムテーマ」機能が追加されました。

レポートウィザードが改善され、レポート作成プロセスを簡素化する追加の設定オプションが追加されました。
(ページレポート・RDLレポート・ダッシュボード)