12.0Jの新機能
〈SP2〉設定ファイルで新元号に手軽に対応
和暦表示の元号の定義を設定ファイルで管理できるようになりました。
運用環境のレジストリ設定やWindows Updateの適用状況などを気にする必要はありません。また、設定ファイルの元号定義はSPREADやInputManと共用できるので、ツール毎に設定ファイルを用意する必要もありません。
2019年5月1日に迫った新元号への改元に手軽に対応できます。
〈SP2〉「元年」表記に対応
和暦表示の元号の初年を「元年」と表示できるようになりました。
〈ページレポート・RDLレポート〉データ領域のネストとデータセット結合
複数のデータ領域(Table や List など)をネストすることができるようになりました。また、親と子のデータ領域それぞれに対して、同じキー項目を持つ異なるデータセットを結合して表示できます。例えば、顧客情報はデータベースから取得し、各顧客に対する売上情報はCSVファイルから取得してレポート上に表示するといったように、全く異なるフォーマットのデータを、ETLツールなどを使用してデータ統合することなく使用することができます。社内で利用しているERPやCRMなどなど様々なアプリケーションからデータを抽出してレポートを作成する場合に活用できます。
〈ページレポート〉サブレポート
ページレポートでSubReportコントロールが使用できるようになりました。親レポートと子レポートでそれぞれ別のデータセットに連結することができるため、複数のデータソースを使用するレポートやグラフと表を並べて表示するようなレポートに対応できます。
※ SubReportコントロールに表示できる(子レポートとして設定できる)レポートはRDLレポートのみです。
16種のバーコードシンボルの追加
以下の16種類のバーコードシンボルの出力に対応しました。
- BC412
- Code_11
- HiBCCode128
- HIBCCode39
- IATA_2_of_5
- IntelligentMailPackage
- ISBN
- ISMN
- ISSN
- ITF14
- MaxiCode
- Pharmacode
- Plessey
- PZN
- SSCC_18
- Telepen
〈セクションレポート〉和暦設定がより簡単に
セクションレポートで和暦表示を行う場合、従来はコードでの実装が必要でしたが、プロパティのみで設定可能になりました。
「二重線」の出力に対応
Line/Shapeコントロールなどの線種に「二重線」を設定できるようになりました。新たに設定が可能になるコントロールは以下の通りです。
- セクションレポート
- Line
- Shape
- CrossSectionBox
- CrossSectionLine
- Picture
- ページレポート/RDLレポート
- Line
網掛け・グラデーション
コントロールの背景に網掛けやグラデーションを設定できるようになりました。新たに設定が可能になるコントロールは以下の通りです。
- セクションレポート
- Shape
- ページレポート/RDLレポート
- Shape
- Container
- TextBox
- CheckBox
〈セクションレポート〉CrossSectionBoxコントロールで改ページ時に罫線出力
CrossSectionBoxコントロールにおいて、改ページが発生した場合に、ボックスを閉じるように水平方向の罫線を出力することができるようになりました。
積層棒グラフの区分線
積層棒グラフで区分線を表示できるようになりました。
〈ページレポート・RDLレポート〉チャート軸のラベル位置の調整
ChartコントロールのX軸のラベルの角度を変更できるようになりました。
〈ページレポート・RDLレポート〉CSVエクスポート
レポートに表示しているデータを、CSV形式にエクスポートすることができるようになりました。
〈ページレポート・RDLレポート〉JSONエクスポート
レポートに表示しているデータを、JSON形式にエクスポートすることができるようになりました。
長体機能のサポート拡大
長体(テキスト幅の自動縮小)機能が、HTML形式で出力した場合にも有効になりました。対応する機能は以下の通りです。
- HTML5ビューワ
- WebViewerコントロール(HTMLビューワ)
- WebViewerコントロール(RawHTML)
- HTMLエクスポート
〈ページレポート・RDLレポート〉Mapコントロールでテキストデータの座標情報(緯度経度)をサポート〈Professional限定機能〉
マップレイヤーの座標情報(緯度経度)について、Microsoft SQL Serverの空間データ型以外に、単純なテキストデータを使用できるようになりました。これにより座標情報を返すWeb APIなどとの連携が容易になります。
〈セクションレポート/RDLレポート〉セクションレポート(RPX形式)からRDLレポートへの変換ツール
RPX形式のセクションレポート(*.rpx)を、RDLレポート(*.rdlx)に変換できる専用ツールが付属します。変換後のコントロールはすべてBandedListコントロール上に配置されます。
〈セクションレポート〉Textエクスポート時の囲み記号指定
Textエクスポート実行時に、区切り記号と同じ文字がデータに含まれている場合に、任意の囲み記号を出力できるようになりました。