2018J v1の新機能
npmに対応
Wijmoを、パッケージ管理ツール「npm」で利用可能になりました。インストール操作が簡易化され、npm対応の他ライブラリなどと同様に管理することができます。
npm install --save wijmo
ライセンス仕様の変更
ライセンスキーの設定が必要になりました。
認証コードを使用してライセンスキーを生成して設定することで、製品版として正しく動作するようになります。
これによりnpmでWijmoをインストールした場合でも、製品版として利用可能になりました。
ローカル環境でトライアル版として動作させる場合はライセンスキーの設定は不要です。
Wijmoのコントロールを利用しているページに、トライアル版であることを表示するウォーターマークが表示されます。また、生成するライセンスキーの数に制限はありません。サブスクリプションの有効期限内であれば何度も生成できます。
各コントロールの強化ポイント
実際の動作をご確認いただけるようにサンプルを埋め込み表示しています。
これらのサンプルは「プレイWijmo」でご確認いただけます。
他のサンプルも含め、フルサイズで動作やコードがフルサイズで表示可能です。
[TabPanel]新たにタブコントロールを追加
画面にタブを表示するコントロールを追加しました。シンプルなコードで下図のようなタブが実現できます。
また、コードで動的にタブ数の増減を制御できます。
[FlexGrid]複数行テキストの入力
Excelと同じ操作方法で、セル内に複数行のテキストを入力できるようになりました。
[Alt]+[Enter]で改行(\n)を挿入し、[Enter]で入力内容の確定ができます。
[FlexGrid]均等割り付け
セル内容を均等割り付けで表示できます。
[FlexGrid]終端にドラッグした場合にスクロール
行または列をドラッグし、グリッド領域の端に移動させた場合に、ドラッグ動作に追随してグリッドの表示領域がスクロールするようになります。
[FlexChart]範囲棒グラフの追加
最小値と最大値を設定してその範囲を表現する形のグラフ「範囲棒グラフ」を作成できます。
[PopUp]ポップアップウィンドウの移動
ポップアップ表示したウィンドウをドラッグして移動できます。
[TreeView]ノードの追加と削除
ツリービューのノードに対し、子ノードを追加または削除できるようになりました。
[InputNumber]数値表現方法の強化
マイナス記号を任意の文字(▲など)を設定できます。
数値の「+」「-」のボタンを長押し、連続して増減できます。
[OLAP]機能強化〈Enterprise限定機能〉
フィールド表示機能の強化
フィールドを階層表示できるようになりました。また、フィールドの種類を表すアイコンの表示や、フィールドの移動を禁止する制御が可能になりました。
カテゴリまたは集計値のみ選択
カテゴリ(行/列フィールド)のみを選択したときに、値が空のグリッドを表示できるようになりました。また、集計値(値フィールド)のみを選択したときに、集計値のみを表示できるようになりました。
SSASキューブへの連結
SSAS(SQL Server Analysis Services)キューブに連結できるようになりました。
SSASから取得したフィールドを表示して指示した後、サーバーで集計処理を実施した集計結果を表示できます。
集計処理をサーバーで行い、集計値のみに限定したデータを送信するため、処理全体の速度が向上します。
[FlexSheet]テーブルの設定〈Enterprise限定機能〉
Excelのテーブル設定のように、指定範囲にテーブルとしてスタイルを適用します。
スタイルはExcelファイルにエクスポートした後でも維持されます。
[ReportViewer]ActiveReports帳票の表示〈Enterprise限定機能〉
帳票コンポーネント「ActiveReports(アクティブレポート)」で生成した帳票のビューワとして利用可能になりました。
表示可能な帳票はActiveReports for .NET(バージョン12.0J以上のProfessional版)で設計し、ASP.NET/IISで生成したページレポートまたはRDLレポートです。