V7Jの新機能
NuGetパッケージ/リリースノート
更新履歴はリリースノートを参照してください。
初版(2024/3/6)
- DioDocs for Excel(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(PDFビューワ)(npmパッケージ | リリースノート)
DioDocs for Excel
入力フォームのPDF出力
PDFファイルに出力する際に、ワークシートに追加しているフォームコントロールをPDFフォームのフィールドとして出力できるようになります。設定するには、PdfSaveOptions.FormFieldsプロパティをtrueにします。
非同期カスタム関数
非同期的なカスタム関数を実装できるようになります。外部ソースからデータを取得したり複雑・大量な計算を実行するような時間のかかる処理を非同期的に実行して、アプリケーションの応答性を高めることができます。設定するには、AsyncCustomFunctionクラスから派生するカスタム関数を作成します。
指定した列を引用符で囲んでCSV出力
指定した列だけ引用符で囲んでCSVファイルに出力できるようになります。メインフレームなどCSVファイルを受け取る側の仕様にあわせて、必要な列だけを引用符で囲むことが可能です。設定するには、CsvSaveOptions.QuoteColumnsプロパティで引用符で囲む列を指定します。
セルのデフォルト値を設定
空白のセルまたはセル範囲に対して、デフォルト値として値を設定できるようになります。設定するには、DefaultValueプロパティでデフォルト値を指定します。また、計算式を指定することも可能です。
チャートの近似曲線(傾向線)の強化
チャートの近似曲線(傾向線)で、以下の2点が強化されます。
- 近似曲線を制御するITrendlineインタフェースにDataLabelプロパティが追加され、データラベルの内容や外観を変更できるようになります。
- 近似曲線のデータラベルをPDF、HTML、画像へ出力できるようになります。
帳票テンプレートの機能強化(画像のアスペクト比の維持)
帳票テンプレートで画像を出力する際に画像のアスペクト比を維持して出力できるようになります。設定するには、image.keepaspectプロパティをtrueにします。
HTML出力する際のインラインCSSサポート
HTMLファイルに出力する際に、インラインCSS形式で出力できるようになります。設定するには、HtmlSaveOptions.CssExportTypeプロパティをInlineにします。
先頭ページ番号の「自動」設定
印刷設定の「先頭ページ番号」を明示的に「自動」に設定することができるようになります。設定するには、IsAutoFirstPageNumberプロパティをtrueにします。
オプションボタンの動作改善
フォームコントロールのオプションボタン(ラジオボタン)の動作が改善されます。今までは、ワークシート上のオプションボタンの選択状態やリンクされたセルの値が更新されない等の制限がありましたが、正しく更新できるようになります。
SpreadJSとの互換性強化
SpreadJSとの互換性向上を目的として、以下の機能がインポート・エクスポートの対象として追加されます。
- 代替テキスト機能
- デフォルト値設定機能
- 入力マスク機能
- パスワード保護機能
DioDocs for PDF
キャレット注釈
PDFドキュメントに「キャレット注釈」を追加できるようになります。たとえば、PDFドキュメントに含まれる特定のテキストを検索して、そのテキストの位置にキャレット注釈を追加できます。
カスタムタイムスタンプ
従来のバージョンでもPDFにデジタル署名を付与する際にタイムスタンプを設定することが可能ですが、セキュリティ上の理由により、アプリケーションの実行環境から時刻認証局(TSA)に直接アクセスできず、必要なタイムスタンプを取得できない場合があります。V7JではITimeStampGeneratorインターフェイスが新たに追加され、独自のタイムスタンプ処理を実装できるようになります。
DioDocs for PDF(PDFビューワ)
フローティングテキスト検索バー
PDFドキュメントのテキスト検索において、検索条件の入力と結果表示をよりシームレスに行えるようになります。検索するテキストの入力を開始すると、文書内で一致するテキストの検索を自動的に開始し、入力中にリアルタイムで結果を強調表示することができます。