V5J SP1の新機能
NuGetパッケージ/リリースノート
更新履歴はNuGetパッケージのページを参照してください。
SP1(2022/5/25)
- DioDocs for Excel(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(PDFビューワ)(npmパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(サポートAPI)(NuGetパッケージ | リリースノート)
DioDocs for Excel
帳票テンプレートの機能強化(パフォーマンス改善)
帳票テンプレートを使用してExcel帳票を作成する際の処理時間およびメモリ使用量が、従来よりも削減できるようになります。今後のバージョンでも引き続き改善に向けて取り組んでいく予定です。
帳票テンプレートの機能強化(JSONデータ)
JSONデータをデータソースとしてバインドする際にJSONデータのデシリアライズが必要でしたが、JsonDataSourceクラスを使用して従来より簡単に使用できるようになります。
Excelファイルからのデータ抽出を高速化(ワークシート、テーブル)
V5Jで特定の範囲を設定してデータ抽出が可能になりましたが、V5J SP1では特定のワークシートやテーブルを設定してデータを抽出できるようになります。
テーブルを範囲へ変換
テーブルの機能が不要となり、テーブルのスタイルとデータだけを利用したい場合に、ITable.ConvertToRangeメソッドを使用してテーブルを標準の範囲へ変換できるようになります。この機能はExcelの「範囲に変換」と同等の機能になります。
ピボットテーブル(計算の種類)
ピボットテーブルの値フィールドに指定する「計算の種類」に対応します。IPivotField.Calculationプロパティを使用して、指定のフィールドで実行される「計算の種類」を表す値を取得または設定できるようになります。
チャート(#N/Aを空のセルとして表示)
チャートの「#N/A を空のセルとして表示」に対応します。チャートのデータに#N/Aの値がある場合に、このデータをチャート上に空白セルとして表示するかどうかを選択できるようになります。
SpreadJSとの互換性強化
V5J SP1では以下の機能が追加されます。
ピボットテーブルビューのサポート(JSONのインポートとエクスポート)
SpreadJSでは、ピボットテーブルの現在の状態をピボットビューとして保存し、その保存された状態でピボットテーブルを復元することができます。このピボットビューをDioDocs for Excelでも損なわずに保持できるようになります。
数値の表示モード
IWorkbookView.NumbersFitModeプロパティを使用して、数値または日付のデータ幅が列幅よりも長い場合の表示方法を設定できるようになります。なお、この設定はJSON およびPDF/画像/HTMLへのエクスポートにのみ適用され、XLSXファイルへのエクスポートには適用されません。
DioDocs for PDF
電子署名の機能強化(PAdES)
V5JからPAdES (PDF長期署名、PDF Advanced Electronic Signatures) に準拠した署名を追加できるようになりましたが、V5J SP1では署名レベルとしてはB-LTレベルとB-LTAレベルにも対応できるようになります。
レイヤー(レイヤー単位での画像保存、検索)
ViewStateクラスを使用することでPDFドキュメント内の各レイヤーの状態を指定することが可能です。ViewStateクラスのオブジェクトは、テキストの検索で使用するFindTextParamsクラスのインスタンスや、画像として保存する際に使用するSaveAsPngメソッドなどにパラメータとして渡すことができます。これによって特定のレイヤーに対するテキスト検索や画像へのエクスポートが可能になります。
SVG形式での保存
PageクラスのSaveAsSvgメソッドを使用して、指定したページをSVG形式で保存することができるようになります。また、ToSVGZメソッドを使用することで圧縮されたSVG形式であるSVGZ形式のバイナリデータに変換することも可能です。
DioDocs for PDF(PDFビューワ)
フォームフィールドのテキスト方向を設定
フォームエディタに「テキストの方向」またはorientationプロパティを使用してフォームフィールドのテキスト方向を設定できるようになります。回転したPDFドキュメントに対して回転した状態でフォームフィールドを追加することが可能です。
スタンプ注釈の回転
スタンプ注釈を回転して追加することができるようになります。任意の画像を回転させて追加したり、回転したPDFドキュメントに対して正しい向きでスタンプ注釈を追加することが可能です。
サポートAPIのNuGetパッケージ対応
サポートAPIがNuGetパッケージ「GrapeCity.DioDocs.Pdf.ViewerSupportApi.ja」として提供されます。これまではサポートAPIを使用したコントローラーをお客様がプロジェクトとして作成する必要がありましたが、この作業が不要になります。