V4J SP2の新機能
NuGetパッケージ/リリースノート
更新履歴はNuGetパッケージのページを参照してください。
SP2 HotFix(2021/11/19)
- DioDocs for Excel(NuGetパッケージ)
- DioDocs for PDF(NuGetパッケージ)
SP2(2021/9/29)
- DioDocs for Excel(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(PDFビューワ)(npmパッケージ | リリースノート)
DioDocs for Excel
動的配列数式
可変サイズの配列を返す動的配列数式に対応します。
- Workbook.AllowDynamicArrayプロパティにより、動的配列数式の有効/無効を設定できます。
- 動的配列数式に関連する以下の関数に対応します。
- FILTER(定義した条件に基づいてデータの範囲をフィルター処理する)
- RANDARRAY(乱数の配列を返す)
- SEQUENCE(配列内に連続した数値の一覧を生成する)
- SINGLE(単一の値を返す)
- SORT(範囲または配列の内容を並べ替える)
- SORTBY(範囲または配列の内容を、対応する範囲または配列の値に基づいて並べ替える)
- UNIQUE(範囲や配列内の一意の値の一覧を返す)
- 暗黙的なインターセクション演算子「@」に対応します。動的配列数式に「@」が付いていると、複数ではなく単一の結果を返すようになります。
- CalcError列挙体に以下のエラーが追加されます。
- Spill(動的配列数式の結果を隣接するセルに配置できない場合に発生)
- Calc(Excel エンジンが現在サポートしていないシナリオに遭遇した場合に発生)
外部参照(Webにあるワークブック)
外部参照は別のワークブックにあるシートのセルを参照する機能です。外部参照はV4Jで既に対応していましたが、V4J SP2からはWeb上にある外部参照先のワークブックからも値を反映できるようになります。
ドキュメントプロパティ
ワークブックにドキュメントプロパティを設定できるようになります。BuiltInDocumentPropertiesプロパティでビルトインのドキュメントプロパティ(タイトル、作成者、会社名など)が設定できます。また、CustomDocumentPropertiesプロパティで独自のドキュメントプロパティを追加することも可能です。
非表示範囲のコピー
Copyメソッドで範囲のデータをコピーする際に、AllowPasteHiddenRangeプロパティで非表示範囲のデータをコピーするか無視するかを設定できるようになります。
SpreadJSとの互換性強化
SpreadJSとの相互運用性の向上のため、以下の機能に対応します。
- JSONファイルのサイズ制御(IgnoreColumnRowInfoOutOfUsedRangeプロパティで使用範囲外の行/列のスタイル/サイズをエクスポートするかどうかを設定)
製品ヘルプを見る - タブストリップ(TabEditable、AllowSheetReorder、NewTabVisible、TabNavigationVisibleプロパティで設定)
製品ヘルプを見る - チェックボックスとラジオボタンのサイズ設定(CheckBoxCellType.BoxSize、RadioButtonListCellType.BoxSizeプロパティで設定)
製品ヘルプを見る - JSON I/Oの処理範囲となるワークシートの行数および列数の設定(RowCount、ColumnCountプロパティで設定)
製品ヘルプを見る - JSONから画像のURLを取得(IPictureFormat.UrlプロパティでURLを取得)
製品ヘルプを見る - JSON I/Oの機能強化
DioDocs for PDF
レイヤー
GcPdfDocument.OptionalContentPropertiesクラスを使用してPDFドキュメントにレイヤーの追加、PDFコンテンツ(フォームXObject、注釈など)のレイヤーへの関連付け、レイヤーのプロパティの設定などができるようになります。
標準セキュリティハンドラ(リビジョン6)
StandardSecurityHandlerRev6クラスが追加されます。PDF 2.0で追加された標準セキュリティハンドラ(リビジョン6)を使用してPDFドキュメントを暗号化できるようになります。
DioDocs for PDF(PDFビューワ)
フィールド/注釈のフォント
テキストを入力するフィールド(テキストフィールド、パスワードフィールド、テキストエリアフィールド、マス目テキストフィールド)とフリーテキスト注釈にフォントが設定できるようになります。