2022J v2の新機能
デスクトップ(Windows Forms・WPF)
〈Windows Forms〉FlexGridの強化
複数の範囲選択
SelectionModeプロパティをMultiRangeに設定すると複数範囲の選択ができるようになります。エンドユーザーは[Ctrl]キーを押しながらマウスドラッグして複数の範囲を選択できます。
〈Windows Forms〉FlexChartの強化
リボンツールバー
従来のツールバーに加え、リボンベースのツールバーが追加されます。このツールバーを使用してエンドユーザーは実行時にチャートの種類やテーマをカスタマイズすることができます。
〈Windows Forms〉新しいコントロールの追加
Accordionコントロール
Accordionコントロールは、積み重ねられたビューのリストから特定のビューを展開したり折りたたむのに役立つコンパクトなUIです。ペインのスタイルを設定したり、ヘッダーをカスタマイズしてモダンなルックアンドフィールにすることができます。
〈Windows Forms〉.NET Framework 4.8ビルドアセンブリの追加
新しく .NET Framework 4.8ビルドアセンブリが追加されます。ご利用のアプリケーションが .NET Framework 4.6.2または4.7.1をターゲットとしている場合には引き続き .NET Framework 4.5.2ビルドアセンブリをお使いいただけます。
〈WPF〉FlexGridの強化
スケルトンローディング
大量のデータセットを読み込んで表示する際に、先にプレースホルダーを表示するスケルトンローディングを選択できるようになります。従来よりさらに改善されたデータ仮想化処理を提供するC1VirtualDataCollectionと組み合わせることで、10億個のデータを表示する場合にも高いパフォーマンスを維持します。
〈WPF〉.NET 6対応テーマの追加
新しいテーマ「System」が .NET 6向けのテーマとして追加されます。
〈WPF〉.NET 6対応コントロールの追加
新しくMultiMonthCalendar、GanttViewが .NET 6に対応します。MultiMonthCalendarは、単一のビューに複数の月を並べて表示します。選択可能な期間が複数月にわたる場合に単一ビュー内でまとめて選択できます。GanttViewは、Microsoft Project のようなプロジェクト管理機能と操作性を提供します。プロジェクトのタスクの計画、調整、追跡に役立つガントチャートを利用できます。
Web(ASP.NET MVC)
FlexGridの強化
右から左へ表示したデータグリッドのExcelエクスポート
右から左へのコンテンツを含んだ状態でのExcelエクスポートをサポートします。任意の要素で「dir」属性 を「rtl」または「ltr」に設定すると、要素の内容が右から左に、またはその逆の方向で表示されます。エクスポートされたファイルの内容は、FlexGridの「dir」属性に基づいて方向を変更します。
FlexSheetの強化
HTML特殊文字の出力
Excelエクスポートを行う場合に、セルに設定されたHTML特殊文字をデフォルトでエスケープせずに出力できるようになります。出力対象のHTML特殊文字は「"」、「<」、「>」、「&」になります。この動作はconvertHtmlEntitiesプロパティによって決定されます。デフォルト値は「Auto」に設定されます。
Web(Blazor)
FlexGridの強化
コンテキストメニューとクリップボード
列ヘッダの右側に表示される[…]ボタンをクリックすることにより、列のコンテキストメニューを表示することができるようになります。エンドユーザーは並べ替え、フィルタリング、グループ化、列幅の拡張など、列に対するアクションを実行できます。
任意の行、列、セルが選択されている際に、コンテキストメニューからカット、コピー、ペーストなどのクリップボード操作を行うことができるようになります。
FlexChartの強化
画像としてエクスポート
チャートを画像としてエクスポートできるようになります。PNG、JPG、SVGのフォーマットでエクスポートすることができます。