「Angular 19~20」のサポート追加

「Angular」のLTSバージョン「19」と、最新バージョン「20」をサポートしました。

JavaScriptフレームワークのサポート追加

チャートコントロールを大幅にアップデート

チャート作成に関する概念や用語を整理し、「系列」や「凡例」などなじみ深い用語を用いたデータモデルへと再設計することで、統一感のある設計へと刷新しました。

また、新たに「動的な式」をサポート。「IIF([データフィールド値]> 10 , "Red", "Yellow")」のような条件式を使った色分けや線種の切り替えなどの動的表現が行えるようになりました。

さらに、チャート上での対話的な操作が強化され、従来よりもチャート上で行える操作の幅が広がりました。これにより、データ分析をより効果的に行えるインタラクティブなレポート作成が可能になります。

Chart

  • 動的な式

    動的な式を活用することで、さまざまな条件に応じた色やテキストの表示、線種の変更などが可能になり、売上目標の達成状況や在庫状況などもこれまで以上に柔軟かつ多彩に表現できるようになりました。


  • データモデルの再設計

    これまでチャート作成時に使われていた複雑な設定項目を見直し、より直感的に使いやすいデータモデルへと変更しました。新しいUIでは、次の図のように「チャートデータ」、「カテゴリグループ」、「系列グループ」、「凡例データ」など、目的に応じて必要な項目をシンプルに選択できるようになっています。

    データモデルの再設計
  • 対話的操作の強化

    チャート上での対話的操作を強化し、凡例や系列値などから1つのチャートに対して複数の対話操作が可能となりました。例えば、チャートの凡例や系列値をクリックすることで、特定のデータの表示・非表示を切り替えたり、必要な情報のみを抽出して分析する、といった操作が行えるようになります。

レポートビューワのUIデザインの変更が可能に

  • レポートビューワのUIテーマ設定

    レポートビューワに、外観デザインを変更できる「ビューワテーマ」機能が新たに追加されました。
    ビューワに追加された「テーマピッカー」から、組み込みのUIテーマを選択することで、レポートビューワの外観を簡単に切り替えることができます。

    また、ビューワの「theme」プロパティに直接UIテーマを設定することで、表示時にあらかじめテーマを適用したり、JavaScriptのコードから動的にテーマを変更したりすることも可能です。

    ビューワテーマ

    レポートビューワのUIテーマ設定
  • カスタムUIテーマ

    レポートビューワに、独自の外観デザインを設定できる「カスタムテーマ」機能も追加されました。
    JavaScriptコード上で、配色設定を定数として宣言し、それをレポートビューワの「theme」プロパティ、またはテーマピッカー用の配列に設定することで、独自テーマの適用が可能です。

    カスタムテーマ

その他の機能強化

ActiveReportsJSデザイナの開発環境に「Windows Server 2025」を追加しました。