「Svelte 5」、「Next.js 15」のサポート追加

フロントエンドフレームワーク「Svelte」の最新バージョン「5」をサポートしました。また、Reactベースのメタフレームワーク「Next.js」の最新バージョン「15」をサポートしました。

JavaScriptフレームワークのサポート追加

データ構造を分析し、レポートの表示コントロールを提案

データセットの構造を分析し、レポートに適した表示コントロールを提案する機能を追加しました。

選択したデータセット項目のデータ型を分析し、TableやTablixなどの表形式に加え、散布図、折れ線グラフ、エリアチャート、バブルチャート、縦棒グラフ、積層縦棒グラフといったチャートコントロールを提案表示します。これらをデザイナ上に直接配置することで、効率的に帳票デザインを行うことができます。

〈RDLレポート〉マスターレポート

マスターレポートは、帳票作成において定型的な会社のロゴや住所、発行日、定型文といったコントロールやデータソースをあらかじめレポートデザインとして作成し、共通化することができます。

マスターレポートを利用することで、個々の帳票作成において定型的なレイアウト作成が不要となり、個別に追加が必要なデータソースや帳票レイアウトの作成に専念することができ、効率的な帳票開発が可能になります。

さらに、定型項目が変更になった際には、マスターレポートの変更がこのレポートを参照するすべての帳票に適用されるため、保守作業の削減にも効果的です。

  • マスターレポート

    あらかじめ、共通化可能な「レポートデザイン」、「データセット」を定義し、個別にデザイン可能な領域を「ContentPlaceholder」として定義します。

    マスターレポート
  • コンテンツレポート

    マスターレポートを参照し、コンテンツレポートを作成します。あらかじめ定義された「ContentPlaceholder」内で個別デザインを行うことで、帳票デザインが迅速に完了します。

    コンテンツレポート

〈RDLレポート・ダッシュボード〉レポートエリアの表示制御が可能に

レポートエリアの表示制御を行うために「非表示」プロパティが追加され、表示制御が可能になりました。

レポートエリアは、RDLレポートやダッシュボードで帳票デザインを行う際に、レポートコントロールを配置するデザイン領域です。これまでは、レポートエリアを非表示にするために該当のレポートエリアを削除する必要がありましたが、本機能を利用することで表示制御が可能となり、プロパティに式を設定することで、特定条件の場合にレポートエリアを非表示にするなど、より柔軟に帳票作成を行うことが可能となりました。

データ型の自動設定

データセットのフィールド作成機能において、データ型が自動で設定されるようになりました。

データセットを作成する際、JSONパスをもとにフィールド名が自動で作成されますが、V5.1Jではこれに加えて、データソースの先頭行の値を解析し、フィールドの型が自動で設定されます。これにより、これまで手動で行っていたデータ型の設定が自動化され、より迅速に帳票を作成できるようになります。

データ型の自動設定機能

14種類のレポートテーマを追加

事前に用意されたテーマにより、レポートの外観を簡単に変更できる「レポートテーマ」機能をさらに使いやすくするため、新たに14種類の組み込み「テーマ」をデザイナーに追加しました。

これまでは、デザイナで使用可能な「テーマ」が組込まれていなかったため、あらかじめ「テーマ」を独自に用意しておく必要がありましたが、新たにデザイナに組込まれた「テーマ」を利用することで、レポートの外観をより簡単に変更可能になります。

14種類の組込「テーマ」をデザイナに追加

MixedFormatTextの垂直の配置

MixedFormatTextコントロールにて文字列をコントロールエリア内で垂直方向の配置が設定が可能となりました。

新たに追加された、「垂直方向の整列」プロパティを「上」、「中央」、「下」と設定することで、垂直方向の配置を変更可能になりました。

MixedFormatTextの垂直方向の配置