V14.1Jの新機能
ピボットテーブル
Excelライクな機能と操作性を備える「ピボットテーブル」を追加しました。SpreadJS上に展開したデータを自在に取り出し、直感的に操作できるピボットパネルUIを使いながら分析や集計を行うことができるようになります。また、この機能は入出力面でもExeclとの高い互換性があり、ピボットテーブルを含むExcelファイルのインポートや、SpreadJSで作成したピボットテーブルのExcelエクスポートが可能です。このほか、SpreadJSデザイナやリボンコンテナでも、ピボットテーブルの設定をサポートしています。
〈シェイプ〉カメラシェイプ
シート上にある任意の範囲をキャプチャしてシェイプに表示できる「カメラシェイプ」機能を追加しました。表示したカメラシェイプは他のシェイプと同様に移動やサイズ変更、回転といった操作を行うことが可能です。また、カメラシェイプの内容は参照元の内容と同期して表示されます。この機能を活用して複数のカメラシェイプを1つのシート上に用意し、他のシート上にある様々なセル範囲をダッシュボードのように表示することも可能です。
〈シェイプ〉ハイパーリンク
シェイプにハイパーリンクを設定できるようになりました。この機能により、シェイプをクリックすることで任意のWebサイトを開いたり、シート内にある任意のセルにジャンプしたりすることができるようになります。
〈シェイプ〉スナップ機能
シェイプに「スナップ」機能を追加しました。この機能を有効にすると、シェイプの移動やサイズ変更でその先端がセルの境界にスナップするようになります。
〈シェイプ〉外観設定の強化
シェイプの塗りつぶしでグラデーションやテクスチャが設定できるようになったほか、二重線などをはじめとする多重線を枠線に設定できるようになりました。
〈シェイプ〉テキスト編集
シェイプのテキスト編集に対応しました。
〈チャート〉軸の反転
X軸やY軸にある目盛りの並びを反転させてチャートを描画できる「軸の反転」機能に対応しました。
シートタブ位置のカスタム
シートタブの位置をカスタムして、上下左右に表示できるようになりました。
固定した末尾行・列のスクロール動作
固定した末尾行・列のスクロール動作を指定できるようになりました。末尾の行・列がシート端へ常に固定される従来動作に加えて、固定行や列がスクロールに追従する動作を指定できるようになります。
ペーストオプションの追加
新しく追加されたオプション設定により、非表示の行や列に対するペースト時の挙動を制御できるようになりました。このオプションを有効にすると、非表示の行や列がペーストの対象から除外されるようになります。
〈セル〉チェックボックス、ラジオボタンサイズの設定
セル型で表示するチェックボックスやラジオボタンのサイズを設定できるようになりました。
3種の新スパークライン
URLやBase64形式データを設定して画像を表示できる「イメージ」スパークラインのほか、データの分布を視覚化するのに最適な「ヒストグラム」スパークラインと、KPI(重要業績評価指標)に関連する実績値や目標値をグラフィカルに表示できる「ゲージKPI」スパークラインの利用が可能になりました。
その他の機能強化
チャート関連の以下の機能に対応しました
- Y軸ラベルの折り返し表示
セル関連の以下の機能に対応しました
- マウスカーソルホバー時におけるセルボタン背景色の設定
数式関連の以下の機能に対応しました
- Excelと互換性のある以下の関数に対応
- WEBSERVICE関数
- 以下のSpreadJS独自関数を追加
- FILTERJSON関数
Undo/Redo関連の以下の機能に対応しました
- getRedoStackメソッド、getUndoStackメソッドによるUndoスタック、Redoスタック内容の取得
- maxSizeメソッドによるUndo/Redoスタックサイズの設定
- Undoの実行時におけるセルの選択状態の復元
このほか、以下の機能追加や動作改善を実施しました
- カルチャ情報による書式設定機能に対応しました。
- シート保護が有効になっている場合に、グループ化されているセル範囲の展開や折りたたみ操作を許可するかどうかを設定できるようになりました。
- Excel出力において、パフォーマンス重視で出力できるxlxsStrictModeオプションを追加しました。
- LET関数における"."の使用を廃止しました。