V13.1Jの新機能
書式設定機能の強化
Microsoft Excel互換の書式設定"[$-ja-JP-x-gannen]"に対応しました。この機能の利用により、書式設定による日付の和暦表示において最初の年を「1年」と表示するか「元年」と表示するかを明確に指定できるようになります。加えて、書式設定"0.00%"によるパーセント表示が可能になったほか、セル内にデータを表示しきれない場合に省略記号「...」を使用した表示ができるようになりました。
コピーしたセルの挿入
コンテキストメニューを使用して「コピーしたセルの挿入」ができるようになりました。Excelと同様に、この操作を実行した際は挿入先にある既存データをどの方向にシフトするのかを選択できます。
ダーティセルの自動スタイル設定
「セルの状態に応じたスタイル設定」機能で、変更のあったセルのスタイル設定に対応しました。ユーザーによる編集などでデータ値が変更されたセルに対する、スタイルの自動設定が可能になります。
〈ドロップダウンオブジェクト〉リスト項目の複数選択
ドロップダウンオブジェクト機能を使用して表示したリストで複数項目の選択ができるようになりました。
セルのハイパーリンク機能
Excel互換のハイパーリンク表示に対応しました。ウェブサイトのURLや電子メールアドレスはもちろんのこと、シート内にある任意のセルに対するリンクも可能です。
シート機能の強化
UI操作によるシートの複数選択が可能になりました。またシート関連のイベントが追加され、シートの挿入や削除、名称変更を検知し任意の処理を実行できるようになりました。
セル文字列のフォーマット
数式を使ったセルの書式設定ができる「書式文字列」機能を追加しました。専用の識別子を使用することで、特定の文字列とセルデータ、シートを参照する数式などを組み合わせたデータ表示が実現できます。
〈チャート〉様々なチャート罫線
チャート描画用の線種として、点線や破線、一点鎖線、二点鎖線などが使用できるようになりました。
〈チャート〉時間単位のチャート軸
チャート軸の単位として「時間」を設定できるようになりました。年、月、日といった単位の軸を使用したチャート描画が可能になります。
セルでの数式表示
新しく追加されたshowFormulasオプションの利用により、セルに設定された数式をシート上で表示できるようになりました。
フィルタ機能の強化
フィルタダイアログでフィルタ条件の追加設定が可能になりました。任意の条件で既にフィルタが有効となっている列のフィルタダイアログでは、検索操作により表示されたフィルタ項目のリストで「現在の選択をフィルターに追加する」オプションの選択ができるようになります。この機能を利用することで、リストで選択した項目を既存のフィルタ条件に追加することが可能です。
その他の機能強化
シート関連の以下の機能に対応しました
- scrollメソッドによるピクセル単位のスクロール制御
- sortRangeメソッドおよびRangeChangingイベントでのカスタムソート関数設定
- RangeChangedイベント引数によるテーブル情報の取得
テーブル関連の以下の機能に対応しました
- allowAutoExpandメソッドによるテーブル領域自動拡張有無の設定
チャート関連の以下の機能に対応しました
- displayNaNAsBlankメソッドによるN/Aデータのチャート描画設定
- ignoreHiddenメソッドによる非表示データのチャート描画設定
ファイル入出力関連の以下の機能に対応しました
- printInfo.blackAndWhiteメソッドによるPDFのモノクロ出力
- インポート、エクスポート時におけるExcelファイルのプロパティ情報保持
シェイプ関連の以下の機能に対応しました
- setFormulaメソッド/getFormulaメソッドによる数式を使ったパラメータ設定/取得
SpreadJSデザイナ関連の以下の機能に対応しました
- オートSUM設定時の数式範囲自動設定
スパークライン関連の以下の機能に対応しました
- ブレットスパークライン
- 計測バー、目標線、予測線の色指定
- 不十分領域、良好領域、最大値までの領域の色指定
- スパークラインのサイズ設定
- パレートスパークライン
- ラベル、目標線、目標線2の色指定
- スパークラインのサイズ設定
- 水平バー/垂直バースパークライン
- 軸の表示設定
- スパークラインのサイズ設定