12.0Jの新機能
〈SP1 / InputMan〉フローティングラベル
テキストボックスなどの入力エリア内にラベルを表示できる「フローティングラベル」に対応しました。コントロールが未入力の場合、このラベルはプレースホルダーとして機能します。また、テキスト入力に応じてラベルは縮小され、コントロール内の任意の箇所に表示されます。
〈SP1 / InputMan〉時刻ピッカーの12時制表記
既存の24時制に加え、ドロップダウン時刻ピッカーの表記として12時制を設定できるようになりました。この機能では「AM/PM」表記、「午前/午後」表記の2種類を選択可能です。
〈SP1 / InputMan〉ドロップダウンカレンダーピッカー
GcDateTimeコントロールのドロップダウンオブジェクトとして「DropDownCalendarPicker」を設定できるようになりました。DropDownCalendarPickerは既存のDropDownCalendarとDropDownPickerを組み合わせた機能的なピッカーです。1つのドロップダウンオブジェクト内で日付と時刻の両方を選択することが可能となります。
〈SP1 / InputMan〉スライダー機能
GcNumberコントロールでスライダーを使った数値入力が可能となりました。この機能の活用により視覚的に優れた数値入力を実現できるようになります。また、このスライダーは独立した単体コントロール「GcSlider」としても利用可能です。
〈SP1 / InputMan, PlusPak〉Office 2021スタイルに対応
InputManとPlusPak収録の各種コントロールでOffice 2021のビジュアルスタイルと色をサポートしました。ビジュアルスタイルは Office2021 DarkGray、Office2021 Black、Office2021 Whiteの3種類から選択可能です。
.NET 8への対応
.NETの最新バージョン「.NET 8」への対応を実施しています。Visual Studioの新しいフォームデザイナへも対応しており、スマートタグのほか、独自のプロパティページや専用エディタを使用してコントロールの機能を設定することができます。
〈InputMan、PlusPak〉バルーンチップコントロールの強化
新しいスタイルの追加
バルーンチップコントロール(GcBalloonTip)の新たなスタイルとしてWindowsの表示モードに合わせたスタイル(ライト、ダーク)を設定できるようになります。このスタイルはInputManの検証アクション(BalloonTipInformation)でも設定することができます。新しいスタイルを適用するには、BalloonTipStyleプロパティにBalloonTipStyle.Windowsを設定します。
〈InputMan〉汎用検証コンポーネントの強化
データ検証の追加
汎用検証コンポーネント(GcCommonValidator)に新しい検証用のプロパティが追加されます。
- MaxValueExclude/MinValueExcludeプロパティ:MaxValue/MinValueプロパティに設定した値とコントロールの値が同じ場合にエラーと判定するかどうかを指定します
- Base64Stringプロパティ:コントロールに設定した値がBase64形式に一致しているかをチェックします
- FieldsExcludeプロパティ:コントロールに設定した値が空白かどうかを検証する際に、フィールド値(リテラル文字)を含むかどうかを指定します
〈InputMan〉テキストコントロールの強化
パスワード強度チェックの追加
テキストコントロール(GcTextBox)をパスワード入力用のコントロールとして利用する際に、入力したパスワードの強度をチェックするためのプロパティが追加されます。
- PasswordStrengthプロパティ:大文字小文字、最大最小文字数、数字など、パスワードに必要とする条件を指定します
- PasswordLineプロパティ:入力したパスワードの強度(無効、弱、中、強)をコントロールの下線で通知します
- PasswordTipInfoプロパティ:ツールチップの設定。色やタイトル、アイコン、メッセージなどを指定します。新しいスタイルの適用も可能です。
〈InputMan〉Google日本語入力への対応
Googleが提供する日本語入力システム(日本語IME)である「Google日本語入力」に対応します。