V6J SP2の新機能
NuGetパッケージ/リリースノート
更新履歴はNuGetパッケージのページを参照してください。
SP2(2023/9/27)
- DioDocs for Excel(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(NuGetパッケージ | リリースノート)
- DioDocs for PDF(PDFビューワ)(npmパッケージ | リリースノート)
DioDocs for Excel
両面印刷の設定
両面印刷の設定を行いワークブックを印刷できるようになります。設定するには、PrintOutOptionsクラスのDuplexプロパティにSystem.Drawing.Printing.Duplex列挙型を指定します。
- Default:プリンターのデフォルトの両面印刷設定を使用
- Simplex:片面印刷
- Vertical:垂直方向に裏返して両面印刷
- Horizontal:水平方向に裏返して両面印刷
図形内テキストを水平方向に配置
図形内テキストの水平方向の配置を設定することができるようになります。設定するには、ITextRange.TextAlignmentプロパティにTextAlignmentAnchor列挙型を指定します。
- Left:テキストを左詰め
- Center:テキストを中央揃え
- Right:テキストを右詰め
- Distribute:均等割り付け
- Justify:両端揃え
図形とチャートのテキストの方向
図形およびチャートにあるテキストの方向を設定できるようになります。設定するには、DirectionプロパティにTextDirection列挙型を指定します。
- Horizontal:横書き
- Vertical:縦書き
- Rotate90:右へ90度回転
- Rotate270:左へ90度回転
- Stacked:方向が「縦書き(半角文字含む)」かつ行の並びが「左から右」
- StackedRtl:方向が「縦書き(半角文字含む)」かつ行の並びが「右から左」
DioDocs for PDF
PDFフォームのテキストフィールドの書式設定
テキストフィールド、マス目テキストフィールド、コンボボックスフィールドに書式を簡単に設定できるようになります。設定するには、TextField/CombTextField/ComboBoxFieldクラスに追加されるSetNumberFormat/SetPercentFormat/SetDateFormat/SetTimeFormat/SetSpecialFormatメソッドを使用します。
また、同様に追加されるSetNumberValue/SetPercentValue/SetDateValue/SetTimeValue/SetSpecialFormatValueメソッドを使用して、フィールド値を設定するとともに書式を設定することもできます。
保護されたPDFの操作
PDFはパスワードを使用した保護により暗号化されますが、PDFの標準仕様に基づいて暗号化されない部分もあります。その暗号化されない部分をパスワードを指定せずにPDFを読み込んで、以下のような操作ができるようになります。
- PDFの文字列オブジェクトに基づいていないプロパティの読みこみ/書きこみ
- CheckBoxField/RadioButtonFieldの値を取得/変更
- TextBoxField/CombTextFieldの値を取得/変更
- ドキュメントの統計情報(ページ数、注釈数など)を取得
- ドキュメントのメタデータを取得/変更
- PDFの文字列を使用せずに定義できる新しいオブジェクトの追加
- 図形の注釈を追加
PDFの読み込み処理を改善
以前のバージョンでは、PDFを読み込む際にすべてのPDFドキュメントのオブジェクトを読み込み、解析を行っていました。V6J SP2では、必要な部分だけを読み込むことでPDFの読み込み処理の速度向上を図ります。また、これによりサポートしていない要素を含むPDFや、PDF仕様に厳密に準拠していない可能性のあるPDFを解析せずに読み込みできるようにもなります。
DioDocs for PDF(PDFビューワ)
テキスト注釈の動作改善
- フリーテキスト注釈の動作改善:AcrobatなどのPDFビューワと同様に、フリーテキスト注釈を追加した後すぐにテキストを入力できるようになります
- テキスト注釈およびフリーテキスト注釈への改行を含むテキストの追加:テキスト注釈およびフリーテキスト注釈に改行を含むテキストを直接入力できるようになります。
共有ドキュメントの表示方法を改善
PDFビューワでサーバー上の共有ドキュメントを開く場合、あらかじめ開きたいドキュメントに自動的に付与されているIDを取得し、そのIDで指定する必要がありました。V6J SP2では、以下のようにドキュメント名やインデックスで簡単に指定できるようになります。