移行情報
移行の概要
ActiveX製品と .NET製品の互換性
弊社の .NET製品は .NET Frameworkの共通言語ランタイム(CLR)の管理下で実行されるマネージドコードで作られているため、COMをベースとしたActiveX製品との間に互換性はなく※ 移行ツールは用意しておりません。
ActiveX製品の機能を利用して開発したVBアプリケーションを .NETに移行する場合は、後継となる .NET製品を使用し、新規の.NETアプリケーションとして開発し直す必要があります。
※ 一部の製品でデザイン定義ファイルなどを再利用できる場合があります。
.NET Framework用のVisual StudioにはVBプロジェクトをVB.NETプロジェクトに自動変換する「アップグレードウィザード」が提供されていますが、このウィザードを使用しても、ActiveX製品と、後継となる .NET製品とでは、オブジェクトとそのプロパティおよびメソッド、イベントなどの取り扱いが異なるため、ほとんどの場合ソースコードに修正が必要となります。あらかじめご了承ください。
後継となる .NET製品について
ActiveX製品にはそれぞれ後継となる .NET製品を用意しております。
ソースコードについては、.NETでの書き直しが必要ですが、ActiveX製品で提供されたプロパティやメソッドの多くは、.NET製品でも同名または類似した機能名で提供されているため、移行する機能を比較的簡単に見つけることができます。
中には機能を分割して複数の製品に引き継いだものや、後継となる製品がないもの、名称が変わったものもあります。詳しくは、「製品別移行情報」をご確認ください。
製品別移行情報
弊社Webサイトで公開している移行に関する技術情報をActiveX製品ごとにまとめています。
表計算/グリッド
後継製品
移行関連情報
移行のススメ
ActiveX製品から.NET製品へ移行する際の情報や、.NET版の優位点について紹介しています。
ActiveX版SPREAD(SPREAD COM)からの移行ガイド
ActiveX製品を使用したWindowsフォームアプリケーションを、.NET製品へ移行する際の注意点について説明しています。
プラットフォーム間の機能比較
SPREADの各プラットフォーム別ラインナップにおける機能比較した一覧です。
関連ナレッジ文書
- ActiveX版(VB6)からの移行について(Windows Forms)
- ActiveX製品(VB6)との互換性はありますか?(Windows Forms)
- ActiveX製品(VB6)のデザイン定義ファイルを読み込めますか?(Windows Forms)
- ActiveX製品で使用できた「学習モード」は提供されていますか?(Windows Forms)
- ActiveX版のAutoSizeと同等の機能はありますか?(Windows Forms)
- .NET における ActiveX製品(VB6) プロパティ/メソッド/イベントの同等機能(Windows Forms)
- ActiveX製品との互換性はありますか?(ASP.NET)
- ActiveX製品との互換性はありますか?(WPF)
後継製品
- FlexGrid for WinForms
※ FlexGrid for WinFormsはComponentOne(for WinForms/Enterprise)に収録されています。
移行関連情報
VS-FlexGrid ProからFlexGrid for WinFormsへ
ActiveX版(VS-FlexGrid Pro 8.0J)からの移行情報および相違点、メンバ対応表を公開しています。
後継製品
- True DBGrid for WinForms
※ True DBGrid for WinFormsはComponentOne(for WinForms/Enterprise)に収録されています。
帳票印刷/レポート
後継製品
- FlexReport for WinForms
※ FlexReport for WinFormsはComponentOne(for WinForms/Enterprise)に収録されています。 - ReportViewer for ASP.NET Web Forms
※ ReportViewer for ASP.NET Web FormsはComponentOne(for ASP.NET Web Forms/Enterprise)に収録されています。
入力/フォームデザイン
後継製品
- Sizer for WinForms
※ Sizer for WinFormsはComponentOne(for WinForms/Enterprise)に収録されています。
後継製品
- 後継となる .NET製品はありませんが、InputManおよびPlusPakに収録されている一部のコントロールには、類似の動作を実現できるものが存在します。
- InputManPlus for Windows Forms
移行関連情報
関連ナレッジ文書
グラフ/チャート
後継製品
- FlexChart for WinForms
※ FlexChart for WinFormsはComponentOne(for WinForms/Enterprise)に収録されています。
後継製品
- FlexChart for WinForms
※ FlexChart for WinFormsはComponentOne(for WinForms/Enterprise)に収録されています。 - HTMLCharts for ASP.NET Web Forms
※ HTMLCharts for ASP.NET Web FormsはComponentOne(for ASP.NET Web Forms/Enterprise)に収録されています。
後継製品
- FlexChart for WinForms
※ FlexChart for WinFormsはComponentOne(for WinForms/Enterprise)に収録されています。
後継製品
- 後継となる .NET製品はありません。
インターネット通信
HTTP通信の機能に関しては、後継となる .NET製品がありません。NET Framework標準のWebRequestクラスやWebResponseクラスのご利用をご検討ください。
関連ナレッジ文書後継製品
- 後継となる .NET製品はありません。
後継製品
移行関連情報
RASおよびHTTP通信の機能に関しては、後継となる .NET製品がありません。HTTP通信については、NET Framework標準のWebRequestクラスやWebResponseクラスのご利用をご検討ください。
シリアル通信
後継製品
- 後継となる .NET製品はありません。
移行関連情報
RS-232Cによるシリアル通信については、NET Framework標準のSerialPortクラスのご利用をご検討ください。
移行をお考えの方に
移行全般に関するマイクロソフト社の技術情報ページ紹介
VBからVB .NETへの移行に関する技術情報が、マイクロソフト社のWebサイトで公開されています。
- Visual Basic 6.0 ユーザーのための Visual Basic .NET 移行ガイド(MSDN)
初めて.NET開発を行う方のガイドとなる資料です。 .NETの利点やアップグレードウィザードの紹介、VBとの構造上の違いや、プログラミング手法の違いなどを紹介する入門的な内容です。PDFとして一括ダウンロードすることもできます。 - Visual Basic 6.0 ユーザー向けのヘルプ(MSDN)
プログラミング手法の違いや、データアクセスの違いなど、技術ごとにトピックを設け具体的な変更点を詳しく解説しています。
書籍:.NET移行に関する書籍
.NET開発テクノロジ入門2016年版Visual Studio 2015対応版
著者:五十嵐 祐貴、生形 可奈子、大田 一希、古賀 慎一、酒井 達明、芝村 達郎、田淵 義人
監修:日本マイクロソフト株式会社 井上 章
クラウドが普及し、マルチデバイス/クロスプラットフォーム対応が当たり前になった現在、Visual Studioと.NETも新たな時代を迎えました。これまではWindowsプラットフォームを利用することが前提でしたが、.NET CoreやVisual Stutido Codeの登場により、LinuxやMac OS X上でもアプリの実行や開発が可能になりました。本書は、.NET Frameworkの歴史と概要から始まり、さまざまなテクノロジについてその位置付けや活用場面などを解説したり、最新の開発トレンドを紹介することによって、開発者の皆さんが.NETの技術体系を理解して必要なテクノロジを活用できるようにするための解説書です。
(Amazonより引用)
標準VB.NETプログラミング .NET環境への移行と開発の基礎
著者:Daniel Appleman(ダニエル・アップルマン)
訳:高橋郁子/増田裕子
監修:メシウス株式会社
中級以上の技術を持ったVB6.0ユーザーのための移行に関する技術解説書です。 .NETテクノロジーを学ぶために必要な心構えから始まり、クラスの継承やマルチスレッドといったVB.NETの特長やデータ型、構文の違いなどが詳細にまとめられています。 2002年に発行されたものですが、根底にある概念から詳しく説明していますので、しっかりした骨組みから.NETを理解できます。