2020J v1の新機能
〈FlexGrid〉カスタムセルの生成
ボタン、ハイパーリンク、画像、スパークライン、レーティングをセルに表示します。従来のセルテンプレートではHTMLで設定する必要がありましたが、2020J v1ではプロパティで設定し表示できます。
〈FlexGrid〉チェックボックスで行を選択
行ヘッダーや任意の列にチェックボックスを表示して、チェックボックスをクリックして複数の行を選択できます。
〈FlexGrid〉列を選択
列ヘッダーをクリックして列を選択します。また、Ctrlキーを押しながらクリックすると複数の列を選択でき、Shiftキーを押しながらクリックしたり列ヘッダーをドラッグすると列の範囲を選択できます。
〈FlexGrid〉ラジオボタンセル
セルに複数のラジオボタンを表示して、1つの値を選択できます。
〈FlexGrid〉複数の連続する半角スペースを表示
従来のバージョンでは複数の連続する半角スペースがある場合でも1つの半角スペースしか表示されませんでしたが、2020J v1では設定した半角スペースをそのまま表示できます。
〈FlexGrid〉高さ0の行の上にある行の高さを変更
高さを0に設定した行の上にある行の高さや、幅を0に設定した列の左にある列の幅を変更できます。高さを0に設定すると行ヘッダーの下に罫線が二重に表示されます。この罫線の上の方をドラッグすると上の行の高さが、下の方をドラッグすると下の行(高さを0に設定した行)の高さが変更できます。列の幅の変更も同じようにできます。
〈FlexGrid〉ピンによる列の固定方法を改善
以下の列の固定方法に対応します。
- 列ヘッダーのピンをクリックすると、その列から左側の全ての列を固定します。
- 固定した状態で他の列ヘッダーのピンをクリックすると、その列から左側の全ての列を固定します。
- 固定されている右端の列ヘッダーのピンをクリックすると、すべての列の固定が解除されます。
〈FlexGrid〉チェックボックスの全選択
チェックボックスが設定されている列のヘッダーにチェックボックスを表示して、クリック時にすべてのチェックボックスを選択/選択解除できます。また、グループ行にチェックボックスを表示して、クリック時にグループ単位ですべてのチェックボックスを選択/選択解除することもできます。
〈FlexGrid〉セルの任意の場所をクリックしてチェック
チェックボックスだけではなく、チェックボックスセルのどの場所をクリックしてもチェック状態を変更できます。
〈FlexGrid〉グループ化のカスタマイズ
グループパネルでグループ化を設定する際に、グループの値をカスタマイズできます。従来のバージョンでは、グループパネルを使用しない場合はカスタマイズを実現できていましたが、2020J v1ではグループパネルを使用してユーザー操作でグループ化を設定した場合にもカスタマイズできます。
〈FlexGrid〉バックグラウンド処理
Excelファイルを生成中にUIがフリーズしなくなり、処理をキャンセルしたり進捗率を取得できます。
〈FlexChart〉損益分岐点チャート
利益と売上高の関係を把握するための損益分岐点を表示できます。
〈FlexChart〉円チャート内部のテキスト
円チャートの内部にテキストを表示できます。
〈FlexChart〉選択パフォーマンスの改善
チャートに表示するデータ数が多い場合のデータ選択処理のパフォーマンスを改善しました。
〈CollectionView〉null値のソート方法
null値を空文字と同様に最小の値としてソートできます。昇順で先頭に、降順で最後に表示されます。
〈CollectionView〉型の検証エラー
不正な型の値が設定された際に、値を変換せずに検証エラーを表示します。
〈MultiRow〉結合セルのコピー動作の改善〈Enterprise限定機能〉
結合セルのドラッグ開始/終了位置に関係なく、同じデータがコピーされるように動作が統一されます。従来のバージョンでは、商品名の右側(顧客名)から受注日の左側(数量)までドラッグした場合、結合セルのデータは1つだけコピー(「コーヒーマイルド 2020/01/01」)されました。2020J v1では、結合セルのデータは結合前のセル数だけデータがコピー(「コーヒーマイルド コーヒーマイルド 2020/01/01 2020/01/01」)されます。
〈MultiSelect〉フィルタリング〈Enterprise限定機能〉
ドロップダウンリストをフィルタリングして、入力した文字列を含む値だけをリストに表示できます。
〈TransposedGrid〉検証エラー〈Enterprise限定機能〉
検証エラーを表示できます。
〈DropDown〉テキストボックスをクリックして開く
テキストボックスをクリックしたときにドロップダウンを開閉できます。
〈Popup〉ポップアップの表示方法
ポップアップを表示する/非表示にするタイミングについて、より多くのイベントを指定できるようになります。
保存ファイルサイズ
2MBより大きいファイルを保存できるようになりました。
Angular 9に対応
Angular 9に対応します。
新しいコンポーネント(React/Vue.js)
詳細行コンポーネントとタブパネルコンポーネントを追加します。
詳細行(React)
タブパネル(React)
ツールチップとデータラベル(React)
チャートのツールチップとデータラベルを表示できます。
項目テンプレート(Vue.js)
リストボックス、コンボボックス、複数選択、メニューなどのコンポーネントで項目テンプレートを定義して、カスタム項目を描画できます。
コンテキストメニューの属性(Vue.js)
HTML属性を指定して、コンテキストメニューを表示できます。