コアサーバーライセンス
コアサーバーライセンス早わかりガイド
コアサーバーライセンス
製品を使用して作成したサーバーサイドアプリケーションを配布する際に、運用サーバーのCPUコア数に応じて必要です。アプリケーションの動作テストまたは配布対象コンピュータの故障による緊急時の対応として、最大3ヶ月間の一時的な配布が可能です。
コアサーバーライセンス対象製品
- ActiveReports for .NET 7.0J/9.0J/11.0J/12.0J/14.0J/16.0J/18.0J
- InputMan for ASP.NET 7.0J/8.0J
- InputManPlus for ASP.NET 10.0J
- Secure FTP for .NET 4.0J
- Secure iNetSuite for .NET 4.0J
- Secure Mail for .NET 4.0J
- SPREAD for ASP.NET 7.0J/8.0J/10.0J
上記以外の製品は、コアサーバーライセンスやサーバーライセンスの数え方が異なります。
コアサーバーライセンスのご購入条件
コアサーバーライセンスのご購入時には、以下の情報をご提示いただく必要があります。
対象となる開発ライセンスの製品番号
[アルファベット4文字-数字6桁]または[アルファベット4文字]-[数字4桁]-[数字4桁]-[数字4桁]
※ プロダクトキー(数字24桁 または 数字19桁)やシリアルナンバー(英数字を含む24桁)のご提示では購入できません。
対象となる開発ライセンスの登録をされていない場合は、マイアカウントページよりご登録ください。
コアサーバーライセンスの概要
コアサーバーライセンス対象製品を使用して作成したサーバーアプリケーションを配布する場合は、配布先コンピュータ(以降、運用サーバーと呼びます)のCPUコア数に応じた数量のコアサーバーライセンスが必要です。
サーバーアプリケーションとは、当該製品の機能、または当該製品の機能を用いて作成したファイルや画像、データ等を、ネットワークを介して他のコンピュータへ提供する形態のアプリケーション、 もしくはユーザーとの対話を伴わず一括処理するバッチ形態のアプリケーションをいいます。アプリケーションプログラムの形式(EXEやDLL、あるいはサービスプログラム等)は問いません。
必要なコアサーバーライセンス数
1. 物理サーバーでの利用
物理サーバーを用いる場合の例です。仮想環境の場合は「2. 仮想環境(クラウド含む)での利用」をご覧ください。
- コアサーバーライセンスは運用サーバーに搭載されているCPUの物理コア数に応じて必要です。
コアサーバーライセンスの最小単位は「2コア」です。このため、運用サーバーのCPUコア数が1の場合でもコアサーバーライセンスが1つ必要です。運用サーバーのCPUコア数が2を上回る場合は、そのコア数を満たすコアサーバーライセンスが必要です。
運用例 必要なコアサーバーライセンス数 1台の運用サーバーに1コアのCPUが1個搭載 1 1台の運用サーバーに2コアのCPUが1個搭載 1 1台の運用サーバーに1コアのCPUが2個搭載 1 1台の運用サーバーに4コアのCPUが1個搭載 2 1つのコアサーバーライセンスを分割して、異なる運用サーバーに割り当てることはできません。
このため、CPUコア数が1の運用サーバーが2台ある場合は、コアサーバーライセンスは2つ必要です。運用例 必要なコアサーバーライセンス数 2台の運用サーバーに1コアのCPUが1個搭載 2
2. 仮想環境(クラウド含む)での利用
- 仮想環境へ割り当てる論理 CPUコア数に応じたコアサーバーライセンスが必要です。仮想環境の場合もコアサーバーライセンスの最小単位は「2コア」です。
CPUコア数は仮想環境によって呼称が変わります。例えば、Hyper-Vの場合は「仮想プロセッサの数」に相当しますが、Microsoft Azureの場合は、 各インスタンスの「コア」に相当し、Amazon EC2の場合は「vCPU」に相当します。クラウドに関する詳細はサービス提供元のWebサイトなどをご確認ください。
※ 製品によってはクラウドでの運用に対応していないものもございます。対応可否の詳細は各製品の必要システムをご確認ください。運用例 必要なコアサーバーライセンス数 1台の運用サーバー上で、仮想マシンAに2コアを割り当て、仮想マシンBに4コアを割り当て 仮想マシンA:1
仮想マシンB:2
合計必要数:31台の運用サーバー上でハイパースレッディング対応の4コアCPUを利用し、論理コア数が8となっている状態で、仮想マシンCに8コアを割り当て 4
よくある質問
コアサーバーライセンスを複数のサーバーに分けて割り当てることはできますか?
いいえ、できません。コアサーバーライセンスの最小単位は2コアですが、1コアに分割して、別々の運用サーバーや仮想マシンに割り当てることはできません。
仮想環境で利用する場合もコアサーバーライセンスは必要ですか?
はい、必要です。仮想マシンに割り当てる論理CPUコア数に応じた数量のコアサーバーライセンスが必要になります。
なお、コアサーバーライセンスが必要となるのは、サーバーアプリケーションを配布する場合のみです。ユーザーとの対話を伴うアプリケーション(例:Windowsフォームアプリケーション)を仮想デスクトップ環境(例:Azure Virtual Desktop)に配布する場合や、アプリケーション仮想化の手法(例:Microsoft RemoteApp、Citrix Virtual Apps and Desktops)で配布する場合には、コアサーバーライセンスは不要です。
※ActiveReports for .NET 7.0Jをご利用の場合のみ、使用許諾契約書での定義が異なるため コアサーバーライセンスが必要です。但し、アプリケーション種別や用途によっては特別契約が必要となる場合があります。
すでに購入したコアサーバーライセンスは、異なる製品やバージョンを使用したサーバーアプリケーションの配布に利用できますか?
いいえ、できません。コアサーバーライセンスは配布権となり、製品およびバージョンごとに異なりますので、たとえばActiveReportsのコアサーバーライセンスを、SPREADを使用したサーバーアプリケーションに割り当てることはできません。
同様に、ActiveReports for .NET 16.0Jのコアサーバーライセンスで、ActiveReports for .NET 18.0Jを使用したアプリケーションを配布することもできません。この場合には、ActiveReports for .NET 18.0Jのコアサーバーライセンスが新たに必要となります。
ActiveReports for .NETは、開発ライセンスと同エディションのコアサーバーライセンスが必要となります。(Standardエディションの開発ライセンス所有の場合、Standardエディションのコアサーバーライセンスが必要です)
1つのアプリケーションで複数の製品を使用する場合、必要なコアサーバーライセンスは?
コアサーバーライセンスは製品ごとに異なりますので、使用する製品ごとにコアサーバーライセンスが必要です。
たとえば、ActiveReportsとSPREADを1つのサーバーアプリケーションで使用している場合、それぞれの製品に対してコアサーバーライセンスが必要になります。
運用サーバーが障害で利用不能となりました。代理サーバーにもライセンスが必要ですか?
緊急対策のために一時的に代理のサーバーで運用する場合には、既に購入している配布権を充当できるため、新たにコアサーバーライセンスは不要です。緊急時の対応の「一時的」の期間については、各製品の使用許諾契約書に記載されています。
ただし、元の本番サーバーが復旧した場合は速やかに代理のサーバーからアプリケーションおよび製品の再配布可能ファイルを削除する必要があります。
1つの製品を使用して作成したサーバーアプリケーションが複数あります。これらを1つの運用サーバーに配布する場合、アプリケーション毎にライセンスが必要ですか?
いいえ、必要ありません。運用サーバーのコア数を満たすコアサーバーライセンスを取得すれば、1つの組織が配布できるアプリケーションの数に制限はありません。
コアサーバーライセンスを異なる組織間で共有できますか?
いいえ、できません。特定の組織がすでにアプリケーションを配布している運用サーバーに対して、別の組織がアプリケーションを配布する場合には、別途その分のコアサーバーライセンスが必要です。
冗長構成、負荷分散構成の場合、コアサーバーライセンスは必要ですか?
運用サーバーが負荷分散構成や冗長構成の場合、サーバーの稼働の有無に関わらず、コアサーバーライセンスが必要です。
たとえば、冗長構成における未稼働の待機系サーバー(バックアップサーバー)であっても、その分のコアサーバーライセンスが必要になりますのでご注意ください。テスト環境の場合、コアサーバーライセンスは必要ですか?
サーバーアプリケーションの動作テストを目的に、一時的に本製品の再配布可能ファイルをテストサーバーへ配布する場合、3ヶ月以内であればコアサーバーライセンスは不要です。
ただし、3ヶ月を超える場合は、テストサーバーにもコアサーバーライセンスが必要です。
ComponentOne Studioのコアサーバーライセンスは必要ですか?
2018年4月30日をもちまして、ComponentOne Studio コアサーバーライセンスの販売を終了いたしました。
2018年5月1日に本製品の使用許諾契約書を改定し、以降本製品を使用したアプリケーションを配布する場合は、配布ライセンスは不要となりました。ただし、アプリケーション種別や用途によっては特別契約が必要となる場合があります。開発ライセンスの保守サービスを利用してフリーアップグレードした場合、利用中のコアサーバーライセンスも同様にフリーアップグレードできますか?
いいえ、できません。コアサーバーライセンスはバージョンごとにアプリケーションの配布、運用を許諾するものとなります。コアサーバーライセンスとフリーアップグレード後の開発ライセンスのバージョンは合わせる必要がありますので、再購入が必要です。
コアサーバーライセンスはダウングレードして利用できますか?
いいえ、できません。もととなる開発ライセンスと同じバージョンのコアサーバーライセンスをご購入いただく必要があります。旧バージョンのコアサーバーライセンスをご希望の場合にはこちら