V9J SP1の新機能
DioDocs for Excel
セル内チェックボックス
Excelと同じように、セル内にチェックボックスを追加したり、状態の設定や削除ができるようになります。また、PDFや画像への出力も可能です。このチェックボックスは、チェック済み/未チェック/未確定の状態をサポートしており、それぞれセルの値(true/false/null)にバインドされます。このセルの値を利用した並べ替えやフィルタリングにも対応しています。

プリンタの給紙トレイを選択
印刷する際に「プリンタのプロパティ」の「給紙トレイ」の選択が可能になります。従来はPaperSourceKindプロパティを使用して「手差し(Manual)」や「上段(Upper)」といった、ある程度決まった種類でしか指定できませんでした。V9J SP1ではExcelのダイアログでトレイを選ぶのと同じ名前で給紙トレイを選択できるようになります。PrintOutOptionsクラスのPaperSourceNameプロパティを使用して給紙トレイを設定します。

画像をセル内に配置
Excelでは、「挿入」-「画像」-「セルに配置」でセル内に画像を配置することができます。従来のバージョンでは、画像を「セルの上に配置」することしかできませんでした。V9J SP1では、画像をセルの値(データ)として直接セル内に挿入できるようになります。セルに画像が含まれるため、フィルタリングやソートを行っても画像がセルからズレることなく常に正しい行に表示されます。

ウォーターフォールチャートの出力(PDF/画像/HTML)
ウォーターフォールチャートをPDF/画像/HTMLファイルへ出力できるようになります。従来のバージョンでは、ワークシートに追加済みのウォーターフォールチャートをPDF/画像/HTMLファイルに出力すると、チャートの表示領域が空白になってしまい正しく出力されませんでした。V9J SP1ではこの動作が改善されてPDF/画像/HTMLファイルへの出力が可能となります。

テキストボックスのビュレットをPDF出力
従来のバージョンでは、テキストボックスに箇条書きを設定し、PDF出力を行うと箇条書きの記号(ビュレット。「•」や「■」、「1. 2. 3. 」など)が出力されませんでした。V9J SP1ではこの動作が改善されてビュレットをPDFファイルへ出力できるようになります。また、ビュレットの定義(種類、色、サイズ)についても設定を保持したまま出力することが可能です。

ピボットテーブルの機能強化
ピボットテーブルのセルスタイルとフィールドの見出しの表示/非表示が設定できるようになります。
ピボットテーブルのセルスタイル
ピボットテーブルの動的なセルのスタイル設定に対応します。V9J SP1では、ピボットテーブルのセルに適用されたスタイルは、更新やレイアウトの変更後も保持されるようになります。
フィールドの見出しの表示/非表示
Excelの「ピボットテーブル分析」の「表示」タブにある「フィールドの見出し」の表示/非表示が設定できるようになります。IPivotTable.DisplayFieldCaptionsプロパティで表示/非表示を設定します。デフォルトは「true(表示)」です。
帳票テンプレートの機能強化
帳票テンプレートのフィルター機能としてNULL・日時(DATATIME)・正規表現(REGEX)によるフィルタリングがテンプレート構文で直接実行できるようになります。また、SpreadJSで作成したテンプレート(.sjs)を使用する際にSpreadJSのセル型(ラジオボタン、ドロップダウンなど)とスタイルを保持したまま利用できるようになります。
フィルター機能の強化
以下の条件指定によるフィルタリングがテンプレート構文で直接設定できるようになります。
NULL(NULLまたは非NULLを条件にフィルタリング)
従来のバージョンでは、NULL値を除外したデータで帳票出力を行いたい場合にはテンプレートにデータを流す前にNULL値を除外しておく必要がありましたが、V9J SP1ではこの処理が不要になります。
DATETIME(日時(DATETIME)を条件にフィルタリング)
従来のバージョンでは、日時でのフィルタリングを実行する際に一度文字列に変換する必要がありましたが、V9J SP1ではこの処理が不要になり直接日時の比較が行えるようになります。
REGEX(正規表現(REGEX)を使用したフィルタリング)
従来のバージョンでは、文字列の条件判定にはLIKEを使用していましたがワイルドカードによる単純なパターンマッチングに限られており、桁数チェックや複雑な形式のフィルターはできませんでしたが、V9J SP1では正規表現を使用して文字列の判定が行えるようになります。
SpreadJSのセル型とスタイルのサポート
従来のバージョンでは、データのみが展開されてテンプレート(.sjs)で設定しているSpreadJSのセル型(ラジオボタン、ドロップダウンなど)は展開されませんでした。V9J SP1では、TemplateOptions.SpreadJSStyleExpandableオプションをTrueに設定するとセル型の設定を含めてデータと一緒に展開できます。テンプレートファイルのデザインを維持したまま帳票を出力することが可能になります。

SpreadJSとの互換性強化
SpreadJSとDioDocsの間でワークブックを連携する際の互換性強化として、V9J SP1ではSJSおよびSSJSONにおけるロスレスI/Oが強化されます。以下の機能が新たにサポートされるようになります。
- スパークラインの条件付き書式
- 条件付き書式(上位/下位%ルール)
- スクロールバーオプションの新しい値("auto")
- データマネージャーの新しいデータ保存形式(attachments-per-table-file)
- 下線(単一および二重)付きテキストのサポート
- 名前付きセルテンプレート
DioDocs for PDF
AcroFormフィールドにおける自動計算の機能強化
AcroFormフィールドには他のフィールドの値が変更した際に自動的に値を更新する「自動計算」機能があります。V9J SP1では、この自動計算の順序とどのフィールドを再計算するかを設定できるようになります。
- 自動計算の順序
従来のバージョンでは、各フィールドのCaluculationIndexプロパティで自動計算の順序を設定していましたが、V9J SP1からはAcroForm.CalculationOrderプロパティを使用してより直感的に順序を設定できるようになります。 - 自動計算から除外
各フィールドのCaluculationIndexプロパティに負の数値を設定することで、そのフィールドを自動計算の対象から外すことができるようになります。正の数値を設定した場合は従来どおり自動計算の順序を設定することが可能です。
ドキュメントレベルJavaScript
PDFでは、AcroFormフィールドの値を変更する際やPDFを開く際などさまざまなイベントにJavaScriptを追加することができます。このJavaScriptによる処理をPDFドキュメント内で再利用できる共通の関数として追加する「ドキュメントレベルJavaScript(文書レベルJavaScript)」という機能があります。V9J SP1では、GcDocument.JavaScriptsプロパティを使用してドキュメントレベルJavaScriptを追加できるようになります。
