V3.1Jの新機能
Web Workerによるレポートのバックグラウンド生成
Web Workerを使用して、レポートの生成処理をバックグラウンドで並列処理できるようになりました。数万件の大量データを処理する場合でも、ビューワのUIがフリーズすることなく表示できます。
Tablixの改ページ方向の設定
Tablixが複数ページに跨り出力される際の改ページ方向を横方向、または縦方向のどちらを先に実施するかを選択できるようになりました。
チャートの表現力の向上
チャートの様々な要素のカスタマイズ性を向上し、表現力を強化しました。
参照線
チャートに参照線(リファレンスライン)を追加することができるようになりました。
参照帯
チャートに参照帯(リファレンスバンド)を追加することができるようになりました。
傾向線
チャートに以下の傾向線(トレンドライン)を追加することができるようになりました。
- トレンドライン
- 指数トレンドライン
- パワートレンドライン
- 対数トレンドライン
- 多項式トレンドライン
- フーリエトレンドライン
- 移動平均トレンドライン
- 累積移動平均トレンドライン
- 指数移動平均トレンドライン
- 加重移動平均トレンドライン
- 移動年間合計トレンドライン
軸ラベルを縦書きで表示
チャートの軸ラベルを、縦書きで表示できるようになりました。
マーカーサイズのカスタマイズ
マーカーのサイズ(レンジ)や凡例の色・項目名を任意に指定できるようになりました。
Y軸位置のカスタマイズ
Y軸が描画される位置を任意に指定できるようになりました。チャート複数配置する場合のレイアウトの調整が容易になります。
折れ線グラフのX軸/Y軸の入れ替え
折れ線グラフのX軸とY軸をプロパティで簡単に入れ替えできるようになりました。
ファイナンシャルチャート/ガントチャートの条件付き書式の強化
ファイナンシャルチャート(ローソク足、HiLoClose、HiLoOpenClose)とガントチャートで条件付き書式(ルール)を使用する際に、以下のデータを取得して式の中で使用できるようになりました。
- ファイナンシャルチャート
- DataHigh(高値)
- DataLow(安値)
- DataOpen(始値)
- DataClose(終値)
- ガントチャート
- DataUpper(開始値)
- DataLower(終了値)
- ファイナンシャルチャート
レイヤー一覧
デザイナでレイヤーの一覧を表示できるようになりました。一覧のアイコンから各レイヤーに配置されたコントロールの表示/非表示、サイズや位置の変更可否を一括で変更できます。
PDF/A-2bとPDF/A-3bの出力に対応
PDF文書の長期保存に関する国際規格である「PDF/A-2b」と「PDF/A-3b」の出力に対応しました。ビューワのサイドメニューのエクスポート、及びAPIからのPDF出力時にオプションとして選択できます、
二重下線
TextBoxコントロール、およびCheckBoxコントロールの装飾として二重下線が使用可能になりました。
新しいバーコード形式の追加
Barcodeコントロールで以下の2つのバーコード形式を使用できるようになりました。
GS1データマトリックス
GS1が標準化し、医療用医薬品や、メスやはさみなどの医療機器に使用される2次元バーコードシンボル「GS1データマトリックス」を追加しました。
Aztec
読取速度に優れ、クワイエットゾーンが不要な2次元バーコードシンボル「Aztec」を追加しました。Aztecは航空券などの旅行書類、自動車の登録書類、病院における患者情報、薬品・サンプル等の品目など幅広い用途で利用されています。
〈ページレポート 〉ページオブジェクトごとのサイズと向きの設定
ページレポートにおいてページオブジェクトごとに用紙のサイズや向き、余白を設定できるようになりました。PDFに出力すれば、異なる用紙サイズや向きが混在した状態での印刷も可能です。
〈ページレポート 〉複数のTableを空行をつけて出力
新しくTableコントロールに追加された「空行出力」プロパティを「FillGroup」に設定することで、レポート上に複数のTableコントロールを配置した場合に、出力するデータがないTableコントロールにおいて空行を出力できるようになりました。
※ 本機能の追加に伴い、「空行で埋める」プロパティは廃止となります。「空行で埋める」プロパティを使用して作成したレポートを3.1Jのデザイナで開くと、「空行出力」プロパティに自動的に変換されます。
「Angular 14」と「React 18」のサポート
「Angular」の最新バージョン「14」と、「React」の最新バージョン「18」をそれぞれサポートします。