ASP.NET向けSPREADがExcel互換機能を強化
SPREAD for ASP.NET 10.0J
グレープシティ株式会社(本社:仙台市泉区紫山3-1-4、代表取締役社長:馬場 直行)は、ASP.NETアプリケーション開発用表計算グリッドコンポーネント「SPREAD for ASP.NET 10.0J(スプレッド)」を2017年2月15日(水)に発売します。1開発ライセンス価格は172,800円(8%税込)です。
SPREAD for ASP.NETは、WebアプリケーションにMicrosoft Excel®と互換性のある表計算データグリッドを実装できるASP.NET用コンポーネントです。エンドユーザーにとって親しみのあるExcelと互換性の高い多くの機能を業務アプリケーションに提供するSPREADは、20年以上にわたり開発現場で利用され続け、累計出荷ライセンス数は140,000※を越えています。専用のGUIデザイナもExcelのような外観と操作性を持ち、ノンコーディングでグリッドのデザインやセル型の設定を行えるため、開発工数を大幅に削減します。
※ActiveX/Windows Forms/WPF版を含めたSPREADの総出荷ライセンス数
ブラウザ上で動作する業務アプリケーションに対しても、Excelのようなインタフェースを求める声が高い日本市場において、SPREADは多くの要望に応えます。データの一覧表示のほか、ソートやフィルタリング、列のドラッグ移動といったデータ操作や、チャート、条件付き書式、スパークライン、グループ化を使用したデータの可視化など、Excelで利用される頻度が高い機能を搭載します。これらの機能はExcelとの互換性を保つため、Excelファイルへのエクスポートやインポートにも対応します。また、交互行の背景色やセル結合を利用してオリジナリティの高いデータレイアウトの作成も支援し、1レコード複数行表示も可能です。
Webアプリケーションを開発する上で常に考慮しなければならないのがパフォーマンス。SPREADは、独自のAjaxエンジンを搭載することで、大量データを分割して指定のレコード数を1ページとして表示するページングや、ページ上に表示されていないデータをバックグラウンドでロードするロードオンデマンドといった機能により、パフォーマンスを最適化しています。また、数式の計算、行の追加や削除、ソート、フィルタリング、グループ化、ドラッグ&ドロップによる列移動といったExcel互換の基本操作をコールバックで処理し、ページ全体をポストバックせずに必要なデータのみを更新します。さらに、セルの編集やフォーカスの移動などのユーザー操作を検知するイベントや、列幅の自動調整、印刷などの機能はクライアント側スクリプトとして用意しているため、エンドユーザーに対してノンストレスでスムーズな操作性を提供します。
新バージョンでは、Excel互換機能をさらに向上させています。最新のExcel 2016で追加されたチャート種にも対応し、ファイル入出力に関する機能も強化しています。iPhoneでの利用も可能になるため、マルチブラウザ、マルチデバイスでの活用の場をさらに広げます。
SPREAD for ASP.NETの詳しい機能はWebサイトで公開しています。
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SPREAD for ASP.NET 10.0Jの主な新機能
新バージョン10.0Jでは、ユーザーエクスペリエンスを向上させる細やかな機能追加を行っています。チャートコントロールの提供、SPREADの持つ表計算機能をほかのコントロールに付与するエクステンダの追加など、ページ全体の利便性アップに大きく寄与します。
Excel互換機能の強化
Excel 2016に対応します。Excel 2016から登場した7種類のチャート(ツリーマップ、サンバースト、ヒストグラム、パレート図、箱ひげ図、ウォーターフォール、じょうご)を使用できるようになり、シート全体のスタイル設定を一括で行うシートスキンには、Excel 2016スタイルを追加しました。
新しい7つのチャート種
Excel 2016スタイルのシートスキン(カラフル/濃い灰色)
また、Excelに画像を配置できるように、SPREADでもシート上に画像の配置ができるようになりました。セル内に画像を表示する従来のイメージ型セルとは異なり、任意の位置に自由なサイズの画像を配置できます。そのほか、Excelの「ブックの保護」と同じようにシート構成を保護するパスワードも設定する機能も追加し、ユーザーの誤操作を防止します。なお、これらの機能はExcelファイルへの入出力にも対応します。
画像ファイルもExcelにエクスポートが可能
チャートコントロールと数式エクステンダ
新たなコントロールとして、チャートコントロールと数式エクステンダを追加しました。チャートコントロールは、SPREAD上だけではなくWebページの任意の場所に配置できます。SPREADで表示されるデータを複数のグラフを使用して可視化し、ダッシュボードのような画面の実現も可能です。また、数式エクステンダは、ほかのコントロールにSPREADの表計算関数を付与します。SPREADのデータの集計結果を標準のTextBoxコントロールに表示するといった処理をノンコーディングで実現できます。
複数のチャートコントロールを使用したダッシュボードのような画面
タッチ操作の向上
タッチツールバーの改善
タップする位置がセル領域あるいはヘッダ領域により、タッチツールバーに表示されるメニューが自動的に切り替わります。セル領域がタップされたときは、コピー/切り取り/貼り付けのメニューが表示されますが、ヘッダ領域がタップされた場合は、行または列の、挿入/削除/非表示/再表示というメニューが追加されます。
タップする位置によってメニューが異なるタッチツールバー
数値パッド
数値入力に特化したセル型(整数型セル、倍精度型セル、通貨型セル、パーセント型セル)にドロップダウン数値パッドを追加しました。画面が隠れてしまうOSのタッチキーボードを使用せずに、数字の入力が可能となります。マウスでの使用にも対応しているため、タッチ端末以外でも入力を支援します。
ドロップダウンする数値パッド
製品の詳しい機能は弊社Webサイトで公開しています。
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必要システム
開発環境 | OS | Windows 7/8.1/10/Server 2008/Server 2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2/Server 2016 |
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Webサーバー | Internet Information Services (必須ではありません) | |
開発ツール | Visual Studio 2013/2015 | |
開発言語 | Visual Basic、C# | |
運用環境 | OS | Windows 7/8.1/10/Server 2008/Server 2008 R2/Server 2012/Server 2012 R2/Server 2016 |
Webサーバー | Internet Information Services | |
フレームワーク | .NET Framework 4.6/4.6.1/4.6.2 | |
ブラウザ | Microsoft Edge/Internet Explorer 11(エンタープライズモードを含む)/Chrome 最新版/Firefox 最新版 | |
iPad/iPhone | Safari for iOS 10 |
※ 運用サーバーとして物理サーバーに加えて、以下のクラウド環境をサポートします。
・Microsoft Azure Virtual Machines
・Microsoft Azure Web Apps
・Amazon EC2
新しいライセンス体系
開発ライセンスは、これまでのコンピュータ1台に対して1ライセンスだったマシン単位のライセンス体系から、ユーザー単位での体系になります。1人の開発者につき1ライセンスが必要ですが、1ライセンスで3台のマシンに製品をインストールできます。異なるOSでの動作確認や設計作業のたびに、ライセンスの入れ替えを行うといった手間が省け、より使いやすく開発効率を高めます。
長期運用を支援する新サービス
開発したアプリケーションを長く運用していただくために、最低7年の長期保守サービスを新たに提供します。保守サービスの契約期間中は、テクニカルサポート、フリーアップグレードのサービスをご利用いただけます。
保守サービスの詳細は弊社Webサイトをご確認ください。
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開発元
グレープシティ株式会社 | |
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所在地 | 宮城県仙台市泉区紫山 3-1-4 |
電話番号 | 022-777-8210 |
ホームページ | https://developer.mescius.jp/ |