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ActiveReports for .NET 11.0J

グレープシティ株式会社(本社:仙台市泉区紫山3-1-4、代表取締役社長:馬場 直行)は、帳票開発ツールActiveReports for .NET(アクティブレポート)の新バージョン「ActiveReports for .NET 11.0J」を2017年2月28日(火)に発売します。1開発ライセンス価格はProfessionalが302,400円(8%税込)、機能をしぼったStandardが172,800円(8%税込)です。

ActiveReports for .NET(以下ActiveReports)は、Visual Studio上で帳票アプリケーションを開発できる .NET Frameworkコンポーネントで、レイアウトや書式といった外観デザインの設定からデータ接続、印刷およびPDF出力設定まで、帳票開発に必要なあらゆる機能を備えています。1998年の発売以来、日本の帳票開発現場の要求に応え、外字への対応、デザイナの機能向上、エンドユーザーデザイナの提供と機能を次々に拡充。多くのエンドユーザーと開発者の支持を得て、累計出荷ライセンス数が80,000※1を超える実績を誇ります。
※1 ActiveX版、.NET版のActiveReports累計出荷ライセンス数

ActiveReportsでは、日本のあらゆる帳票レイアウトに対応できるよう「セクションレポート」「ページレポート」「RDLレポート」という3つの帳票デザイン方式を採用しています。新バージョン11.0Jでは、近年開発ケースが増えている「ページレポート」※2「RDLレポート」のエンジンを刷新し、帳票生成時の省メモリ化と高速化を実現。プレビューや出力にかかる時間を大幅に短縮するため、開発時はもちろん運用時の生産性を向上できます。
※2 7.0J以降のバージョンで採用している「ページレポート」の利用率は、2013年10%(N=72)、2015年20%(N=152)、2016年43%(N=148)と推移。
2013年9月 、2015年9月、2016年12月に実施したActiveReportsユーザーアンケートより算出。Nは7.0J以降のバージョンを利用しているユーザーの有効回答数。

また、Excelで作成された帳票レイアウトからActiveReportsの帳票定義ファイル(*.rdlx)を自動生成する専用ツールも新バージョンより付属。Excelで運用していた帳票のシステム化対応はもちろん、他の開発ツールで作成した帳票デザインをExcel経由で移行する、Excelで作成した帳票仕様書から帳票定義ファイルを生成するといったさまざまなケースに活用できます。ほかにも既存レポートの再利用性を高めるレポートパーツの採用、対応データソースの追加(CSV、JSON)、PDF印刷プリセットなど利用者からの要望が高かった機能を多く追加しています。

新バージョンでは、Excel互換機能をさらに向上させています。最新のExcel 2016で追加されたチャート種にも対応し、ファイル入出力に関する機能も強化しています。iPhoneでの利用も可能になるため、マルチブラウザ、マルチデバイスでの活用の場をさらに広げます。

ActiveReports for .NET 11.0Jの主な新機能

ページレポートとRDLレポートの帳票エンジンを刷新
新しいレイアウトエンジンとデータエンジンを採用することで、使用メモリの省力化とプレビューの高速化を実現しています。ページ数の多い帳票であっても、1ページ目がすぐにプレビューされるようになったためユーザーにストレスがかかりません。全ページのロードにかかる時間も大幅に短縮しています

請求書1000ページをWindowsフォーム用ビューワに全ページ描画する際のパフォーマンス比較
(検証マシン:Windows 10、Intel Core i7-6500U、RAM 8GB、SSD 512GB)

Excel帳票レイアウトをインポート
Excelで作成された帳票レイアウトからActiveReportsの帳票定義ファイル(*.rdlx)を自動生成する専用ツールを付属します。運用中のExcel帳票デザインの取り込み、他社ツールからの移行、Excelでの仕様書作成などさまざまな用途に利用できます。

クロス集計表示する際に便利なTablixコントロールを追加
層構造を持ったデータをクロス集計表示する際に便利なMatrixコントロールの機能を引き継ぎ、より柔軟なレイアウトが実現できるTablixコントロールを新たに提供します。行ヘッダ/列ヘッダのセル結合、集計セルの書式を個別に設定、集計列/行をデータ行/列の前に設定といったことがノンコーディングで可能になります。

対応データソースを拡充(CSV、JSON)
CSVファイルのエンコーディング、区切り文字、文字列の引用符などを指定するだけで、手軽にCSVファイルをデータソースとして扱えるようになりました。また、JSONフォーマットもデータソースとして利用可能。Web上に公開されているWeb APIなども活用できます。

PDF印刷プリセット
利用頻度の高いPDF出力における印刷オプション(ページの拡大/縮小、両面印刷モード、ページサイズに合わせて用紙を選択、ページ指定、部数)をPDFファイル内に含めることができます。例えば、毎回3部印刷する帳票があった場合、印刷プリセットを利用することで、手動で部数設定する必要がなくなります。

既存帳票の再利用性を高めるレポートパーツ
既存帳票をパーツとしてレポートライブラリに登録しておくことで、再利用したい要素を瞬時に新規帳票へ追加できます。テーブルを再利用するケースでは、それに紐づくデータソースや内包されるコントロールも一緒に追加されるため、帳票レイアウトにかかる時間を短縮できます。

必要システム

新しいライセンス体系

開発ライセンスは、これまでのコンピュータ1台に対して1ライセンスだったマシン単位のライセンス体系から、ユーザー単位での体系になります。1人の開発者につき1ライセンスが必要ですが、1ライセンスで3台のマシンに製品をインストールできます。異なるOSでの動作確認や設計作業のたびに、ライセンスの入れ替えを行うといった手間が省け、より使いやすく開発効率を高めます。

長期運用を支援する新サービス

開発したアプリケーションを長く運用していただくために、最低7年の長期保守サービスを新たに提供します。保守サービスの契約期間中は、テクニカルサポート、フリーアップグレードのサービスをご利用いただけます。

開発元

グレープシティ株式会社
所在地宮城県仙台市泉区紫山 3-1-4
電話番号022-777-8210
ホームページhttps://developer.mescius.jp/