Zip for UWPは、標準的なZip圧縮機能を提供します。ネットワークを介して送信されるデータを圧縮し、データの暗号化によってデータを保護することで、UWPアプリのパフォーマンスを向上させることができます。
ファイルとフォルダの圧縮
圧縮ファイルは、占有するストレージ領域を削減し、非圧縮ファイルより高速にWeb経由で転送できます。リソースを圧縮ファイルとして保存し、クライアント側でリソースを効率的にダウンロードして圧縮解除することができます。また、複数のファイルを1つの圧縮フォルダにまとめると、ファイル群をより簡単に共有することができます。フォルダ構造を維持したまま、フォルダを圧縮したり展開することができます。
ファイル情報の取得と設定
zipファイルのコンテンツの詳細なリストを初めとするzipファイルの情報を簡単に取得できます。また、コメントの追加および取得によるファイル情報の制御、zipファイル内の個々のエントリのパス情報の制御、zipファイル全体のコメントの取得および設定を行うことができます。C1ZipFileクラスとC1ZipEntryクラスを使用して、インデックスまたはファイル名でzipアーカイブ内のファイルに簡単にアクセスできます。
データの暗号化
C1Zipはデータの暗号化をサポートしており、展開時にパスワードが必要になる安全なアーカイブを作成できます。Zipの作成時に使用された元のパスワードを使用すれば、C1Zipを使用して、暗号化されているアーカイブを展開することもできます。
XMLデータに最適
XMLはWebアプリケーションで最もよく使用される形式の1つです。通常、XMLデータは元のサイズの約10%に圧縮されます。
クロスプラットフォームの互換性
C1Zipライブラリは、Windows Forms、ASP.NET、WPF、UWPアプリなどのすべての.NETプラットフォームで利用できます。同じコードの大部分を再利用し、複数のプラットフォームをサポートすることができます。MicrosoftのZipArchiveクラスとCompressionクラスは、.NET 4.5でしか利用できません。