RichTextBox for UWPは、書式付のテキストを読み込み、HTMLおよびRTF文書として表示、編集することができるリッチテキストエディタです。C1RichTextBoxコントロールは、豊富な書式、CSS、箇条書き、ハイパーリンク、表、画像などに対応します。
HTMLドキュメントのロード、表示、保存
C1RichTextBoxコントロールは、HTMLとして書式設定されたリッチテキストの表示および編集をサポートします。既存のHTMLコンテンツをC1RichTextBoxコントロールにロードし、ドキュメントを編集し、HTMLまたはプレーンテキストとして保存します。
RTFドキュメントの入出力
C1RichTextBoxコントロールは、リッチテキストドキュメント(RTF)の読み込み、表示、編集を行います。RTF 1.9.1仕様に対応し、画像、フォント、表などのMicrosoft WordPadでサポートされている書式をサポートします。C1RichTextBoxコントロールはHTMLの入出力にも対応しているため、RTFとHTMLを相互に変換することができます。
マウスとタッチのサポート
テキストを選択し、マウスまたはタッチ入力を使用して、入力カレットを簡単に移動できます。テキスト選択は、ネイティブのTextBoxの動作をモデルにしているので、タッチデバイス上で使いやすく簡単に操作できます。
豊富な書式設定メニュー
複数のフォント、装飾、サイズ、色など、CSSやインラインマークアップでサポートされている基本的なHTMLスタイル属性を含むテキストを編集および書式設定できます。 C1RichTextBoxMenuコントロールを使用して円形のコンテキストメニューを表示したり、アプリバーボタンを使用してより簡単にテキストエディタをカスタマイズすることができます。
クリップボードのサポート
C1RichTextBoxコントロールは、キーボード(CTRL+C、CTRL+V、CTRL+X)やタッチディスプレイのUIコマンドを使用して、プレーンテキストとリッチテキストの両方でクリップボードを完全にサポートします。アプリバーなどで切り取り、コピー、貼り付けのコマンドを実装します。
ハイパーリンクの挿入とナビゲーション
C1RichTextBoxコントロールは、ハイパーリンクの挿入とナビゲーションをサポートします。ユーザーがハイパーリンクをクリックすると、コントロールでRequestNavigateイベントが発生するので、その際に発生する動作を処理できます。
表と画像の挿入
C1RichTextBoxコントロールは、Webまたはユーザーのコンピュータから取得した画像の挿入をサポートします。表も挿入できます。C1RichTextBoxMenuコントロールは、すぐに表を編集することができる表メニューをサポートします。ユーザーは、ドキュメント上で画像やセルを選択およびリサイズすることができます。
組み込みのアプリバーツール
C1.Xaml.RichTextBox.AppBarライブラリには、C1RichTextBoxコントロールと共に使用してテキスト書式設定、ドキュメント履歴などの一般的な編集機能のコマンドを迅速に作成できる組み込みツールが用意されています。組み込みツールは、Bold、Italic、Underline、Undo、Redo、IncreaseFontSize、DecreaseFontSize、CenterAlign、RightAlign、LeftAlign、Justifyの各コマンドをサポートします。
スペルチェック
スペルチェックを行って、スペルミスの単語に赤い波線を付けてハイライト表示します。様々な言語(日本語は非対応)のカスタマイズ可能な辞書を使用して、スペルチェックを行うことができます。エンドユーザーがスペルミスを右クリックすると、無視するか、辞書に追加するか、修正候補から選択して自動的に修正するかを選択することができます。22種類の言語の辞書が無償で提供されます。
元に戻す/やり直しのサポート
C1RichTextBoxコントロールは、すべてのドキュメント履歴を記録するので、容易に変更を元に戻したりやり直しができます。デフォルトでは、キーボードコマンド(CTRL+Z、CTRL+Y)でこのアクションを実行できます。さらに、C1UndoToolとC1RedoToolを使用すると、UIにボタンを追加して同じ動作を実行できます。
印刷のサポート
C1RichTextBoxコントロールは、標準のWindows印刷技術を使用してドキュメントを印刷することができます。ページレイアウト表示も同様にサポートされ、印刷時にどのようにドキュメントが表示されるかを視覚化することができます。